
バレンタイン妖精はチョコとやってくる
例年だともう河津桜は咲いているのだけど今年はやはり遅いな。まあ長い人生そういうこともある。急いで咲くのは散るのも早い。ゆっくり楽しめばいいのだった。桜よりもそこに集う人だったり目白を見るのが楽しい。
昨日はバレンタインだった。もともとチョコはそれほど好きでもなく虫歯が痛むとかそういう理由もあって普段からあまり食べなかった。でも好きなのはハイクラウンの妖精カードで、オバサンがパチンコする度に景品として引き換えてくれるのでそれでカードを集めていたりしたのだが、妖精好きの原点はこの変にあるのかもしれない。昔は永谷園の東海道カードとかけっこうこういう付録が嬉しかったものだが、今もあるのか?ハイクラウン(2014年に製造中止ということだった)はちょっと欲しい気もする。ハイクラウンの妖精カードの話、この画家は知らなかった。
ケルト文学はイエイツの童話とか鶴岡真弓の本が面白かった。最近公開されたアニメ・カートゥーンサルーンのケルトシリーズは面白かった。
そんな感じだから高いゴディバのチョコを貰ってもいまいち感激が薄くてがっかりさせたものだった。バレンタイン文化はチョコレート会社の陰謀だとか言ったりして。また日本には三倍返しという習慣もあったりして。そういうのは文化圏の違いなのかな、やたらとそういうイベント好きな人とはラブラブ状態のときはいいんだけど無駄なことをしているとしか思えなかった。ゴディバのチョコもそういうカタログ文学のパロディ(「なんとなくクリスタル」みたいなな)があって、それで知っていたりするのだった。
読書。川瀬慈『エチオジャズへの蛇行』を読みはじめ。音楽の本だからQRコードでその演奏に触れることが出来る本だった(YouTubeとか)。確かnoteにも記事を書いている人の興味でそれで気になって借りたのだ。
アフリカのキリスト教は言葉よりも音楽だというのがあって、アメリカの黒人の教会もゴスペルとか音楽で発展していくような。まあブルーズは悪魔の音楽なのだが。著者の川瀬慈はブルーズギタリストだった。
豊﨑由美,広瀬大志『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』もホラー的なオカルト系みたいな現代詩はいいかなと思える。映画とかあまりホラーは好きじゃないのだが(虚仮威しだから)、オカルトチックなゴーストとかは好きだった(そっちの方がヤバい)。まあ、宗教的というよりも文学的にだが。
そんなことでエミリー・ブロンテ『嵐が丘』を読み返している。その興味もケイト・ブッシュからというかなり変則的なものだった。あの頃はアイドルとして『天使と小悪魔』とかアルバムが売られていて、バストショットのポスターが気に入って部屋に張っていたという。音楽は「嵐が丘」より「ムービング」とかの方が好きだったのだ。そうだ「お引越し」の英語タイトルが「ムービング」だった。そういう歌だったんだな。
今日の一句。
バレンタイン妖精はチョコと共にやってくる 宿仮
字余りすぎるな。