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やどかり短歌十月選
佳作
十月の風はしじまにかのほのか香りまぶしい隣の秋刀魚
「うたの日」では♪一つ。
阿波踊りルンバで勝負浅草のサンバの会とちびくろサンボ
♪3つ。まあまあか?うたの日の基準もよくわからない。
秋風にさまよひ歩きアル中のもういつぱいが硝子の世界
黒髪を思ひ切るようあを染めて幸福求め海をみる君
「辛」を「幸」と空目してしまって、♪一つ。幸福を求めているから辛い少女だと解釈も出来るのに。まあフィクション過ぎたか?
フリークス夜通し騒ぎ胸騒ぎ鬼滅の刃有明の月
アニメに影響されすぎか?まあ映画短歌だから。
軽トラの荷台に乗って収穫祭どこへ売ろうかお化けかぼちゃ
『百人一首』の本歌取りになっていなかった。
思ひわびさても命はあるものを憂(う)きに堪へぬは涙なりけり 道因法師
改作して。
軽トラの荷台に載せて収穫祭どこへ売るにも涙なりけり
全部出してもこのぐらいだった。毎日作ってないから少ない。少数精鋭でもないんだな。
特選
十月の風はしじまにかのほのか香りまぶしい隣の秋刀魚
時期的にこれがいいか?AI批評してみよう。AIに褒められた。香りに「まぶしい」が斬新だと。煙だから、煙たいもあるのだが、秋刀魚は今は高級魚だから、それがまぶしいのもあるし、単に夕食の団らんが想像できてまぶしいのもある。「しじま」が本歌取り。