ファスビンダーはファスビンダーが監督じゃなければ
『天使の影』(1976年/スイス)監督:ダニエル・シュミット 脚本:ダニエル・シュミット、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 出演:イングリット・カーフェン、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、クラウ ス・レーヴィッチュ、アードリアン・ホーヴェン
当時のドイツの荒廃した様子は、川辺りに娼婦がたむろして客を待つ。ユダヤ人の元締めはナチス時代と逆転しているのだろうか?同性愛の男がリンチされ、クラブは退廃的な雰囲気。娼婦のヒモ男をファスビンダーが演じていた。どうしようもない屑男だったが。
前に見た二作よりもストーリーより映像という感じだった。ストップモーションした映像とか斬新さは感じるが奇抜なアイデアの割には映画自体はそれほど感動することがなかった。まあ芸術性が先走っていてエンタメ性が希薄だったのかもしれない。眠くなる映画だった。というか寝ていたな。
フランソワ・オゾン監督もファンスビンダーを撮っているんだよな。イザベル・アジャーニが出ていて気になるのだが、これも別物として見たほうが良さそうだ。
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