たまには、たまねこのことを思い出そう
『たまねこ、たまびと』(2022年/日本)監督・撮影・編集・製作:村上浩康
キネ旬のドキュメンタリー部門で第3位だったということで鑑賞(ミーハーです)。多摩川の幹線道路は車でよく通っていたが河川敷はあまり行ったことはなかったのでそんなに捨て猫がいるとは知らなかった。ホームレスの人が住んでいるのはなんとなくわかっていたが、それも河川工事で追い出されているという。台風の時は川崎の映画館が水没したぐらい凄い雨だったのは覚えている。あの時はほんと多摩川が溢れそうだった。
ある部分闇の部分を見せられた感じ。それは人間がやっていることなので目をつぶるわけにはいかない。捨て猫でも犯罪的なのに虐待とか毒餌を蒔くとか。どういうストレスからそういう人間がいるのか。そういう人間は一定数いると映画の中で言っていたが、それに反して救おうとする人も一定数いると信じたい。私は何もしないで眺めるだけだが。
猫を飼ったことがあるのでその死に立ち会ったときの悲しさは肉親の死以上に悲しかった。動物は言葉がないだけに寄り添うんだよな。そういう映像も見られた。