白石かずこ「雨季・または脱出の試み」
今日も手元に読めそうな詩は白石かずこしかないので続きである。本当は文字で書かれた白石かずこはクリープのないコーヒーだった(クリープなんて古風な死語になりつつあるのか?)。今は最初からカフェラテか?
まだまだ現役だった。遠藤周作のCMを探したのだがそっちは見つからない。
「雨季」は日本の季節感を言っているのだが、それが日本そのものとなっていく状態か?土地の地霊と言ってもいいものか?和辻哲朗なら「風土」というのかもしれない。白石かずこはカナダ生まれということで、そういう風土が苦手なようなのだが。
白石かずこ調は「顔のパンティ」に現れてくる。それが越中褌では様にならないというか、キョンシーだよな。
黒いバナナは黒人のそれだが虚子は食べずに投げ捨てるだろうか?まあ、ここでは安ホテルにはいることになるのだが。雨季だから。
上手いというか芸風が出来ているよな。だから日本でも長生き出来た詩人なのかもしれない。そこらへんの観念で書いている詩人とはわけが違う。体感型ともいうのか、やっぱライブ感なのだろう。「雨季」という捉え方が大陸型で日本の「梅雨」という捉え方とは違うという。ジメジメしてないという。なるほど。