佐々木も「27クラブ」認定です。

『佐々木、イン、マイマイン』（日本/2020）監督内山拓也　出演藤原季節/細川岳/萩原みのり/遊屋慎太郎/森優作

俳優になるために上京したものの、鳴かず飛ばずの日々を送る27歳の石井悠二。彼はある日、高校時代に圧倒的な存在感を放っていた同級生・佐々木と仲間たちとの日々を思い起こす。常に周りを巻き込みながら、爆発的な生命力で周囲を魅了していく佐々木。だが佐々木の身に降りかかる“ある出来事”をきっかけに、保たれていた友情がしだいに崩れていく——。

奇しくも録画していた『佐々木、イン、マイマイン』が「27クラブ」映画だった。「27クラブ」というのは27歳で亡くなったけどすでに完成された領域に入っていた天才ミュージシャンに与えられる称号ですが、佐々木を認定してもいいものかと、所詮ヲタク芸だと、でも、すでに高校生で完成されている。ラストの「佐々木」コールであたかもそこにいるかのような芸はジャニス・ジョップリンのラスト・アルバムを彷彿とさせる。だから、「27クラブ」認定です。

日本で今リアルな青春映画を作るとこうなるのかな。佐々木が「27クラブ」なんで驚きました。伝説とは伝える者がいて一つの物語になるのだとすれば、これも青春物語の傑作なのかもしれないです。それではまたジャニスを聴きましょうか？プカプカの方が良かったかな？