『アメリカ名詩選 』亀井 俊介 (編集), 川本 皓嗣 (編集)(岩波文庫)
川本皓嗣『アメリカの詩を読む 』のサブテキスト代わりに。ディキンソンの詩集を探していたのだが、無かったのでこの本を借りたら、前書の詩人たちの詩が掲載されていて便利だった(編集に川本皓嗣が関わっていたので、まさにサブテストだったのだ)。それは川本皓嗣の本は詩の講義なので部分的に詩を掲載して解説するのに全体詩が出てないのだ(巻末に出てました)。それをこの本で確認するとより理解出来るようだ。他の詩も出ているし。やっぱディキンソンの死の捉え方とかカミングスの行分け詩は面白い。ホイットマンは改めて偉大だ。『百年の孤独』に通じるかも。
ポー「アナベル・リー」、ディキンソン「小鳥が歩道をやってきた」、カミングス「 時まさに」、ウィリアム・カーロス・ウイリアムズ「ちょっとひと言」、ギンズバーグ「カリフォルニアのスーパーマーケット」とか好きかな。