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カップリング・アルバムはお勧め出来ません

Coleman Hawkins"ALIVE! AT THE VILLAGE GATE 1962(2CD)"(FRESH SOUND/1962)

【ジャズ喫茶を沸かせた定番を、未収録曲を加えて集大成】
ジャズ・テナー・サックスの父、コールマン・ホーキンス円熟期の傑作が「ALIVE!(邦題「ジェリコの戦い」)」です。ジャズ喫茶の定番としても知られる大人気レコードですが、このセッションの全貌が遂に2枚組CDにまとめられました。1枚目はアナログ盤「ALIVE!」の全曲に3曲の未収録テイクを追加。ホーキンスの貫禄溢れるワン・ホーン演奏を満喫することができます。トミー・フラナガンの瑞々しいピアノも最高です。2枚目は盟友ロイ・エルドリッジ(tp)、デューク・エリントン楽団の至宝ジョニー・ホッジス(as)とのセッションが中心。モダン・ジャズの味わいをたっぷり含んだスイング・ジャズといったところでしょうか。ジャズの真髄を感じさせる、圧巻のライヴ・セッションです。(jazzyellより)

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昔聴いたのとジェケットデザインもタイトルも違うと思ったら、"Hawkins! Eldridge! Hoodges! Alive! At The Village Gate"というアルバムとのカップリングで二枚組になっていました。今聴く方はお得になっているのだけれど、なんか違うアルバムですね。ちゃんとホーキンス・オンリーの"Alive!"もあるようです。

一枚目"Alive!"は、全盛期は過ぎたけどライブ・アルバムなので、生き生き吹いています。曲も「All the Things You Are」の手慣れたスタンダードから始まり、「Joshua Fit the Battle of Jericho」が生き生きと演奏される。ホーキンスだけじゃなく、リズムセッションもトミフラのピアノにメイジャー・ホリーのベースがいいですね。特にメイジャー・ホリーは弓弾きしながらハミングで歌ってご機嫌です。好き嫌いありそうですが、私はこういう田舎っぽいのは好きです。

三曲目が「Mack the Knife」クルト・ワイル『三文オペラ』の有名曲。「Mack the Knife」というとソニー・ロリンズ『サキコロ』の「モリタート」ですね。これもトミフラだった。こっちの方がモダンですね。


4曲目が「It's the Talk of the Town」。これはチャップリンの映画『街の灯』のテーマ曲です。ここまでが以前の『Alive!』で捨て曲がなかった。まあ、未発表曲も魅力的なスタンダードですけど。

配信ではエルドリッジとホッジスは聴けませんでした(聴けました。でもも音が悪くて印象薄です)。こっちで聴けました。ますますへんな配信アルバム。背信(行為)アルバムですね。

音があまり良くないですね。録音かな?

(ジャズ再入門vol.94)

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