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いまよりフェミニズム映画だった

『スーパーの女』(1996/ 日本)監督:伊丹十三
出演:宮本信子, 津川雅彦, 高橋長英, 伊丹十三, 松本明子, 三宅裕司, 伊東四朗

スーパー好きの主婦が、売れないスーパーを立て直そうと奮闘するコメディ。監督は「マルサの女」のマルサの女。スーパー“正直屋”の専務・小林五郎は、商品も売れず、店員も覇気がなく困り果てていた。ある日、五郎はライバル店へ調査に出向いたところ、偶然幼馴染みの井上花子と再会する。五郎はスーパー好きである花子の鋭い視点を買って、花子を正直屋で雇う。花子は早速問題の解決に取りかかるが、プライドだけは高い職人たちの協力を得られず苦労する。それでもめげない花子は的確な改善策を提案し成果を上げ始めるのだが……。

1996年の映画だが今よりよっぽどフェミニズムの映画だった。それは田嶋陽子が主婦連の役で出ていたように話題の人の起用だった。この頃がピークなのか、田嶋陽子がTVに出て逆にバッシングされたような感じだったが。

伊丹十三の「~の女」シリーズはフェミニズム映画として見れるかもしれない。それは宮本信子の女優としての力量と監督の妻である共同制作者としての面が強いのかもしれない。この時代のエンタメ映画は今の韓国映画ぐらいには勢いがあったような。その代表監督が伊丹十三だっただろうか?


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