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知ったところで謎だらけ

『知っ得 短歌の謎―近代から現代まで』國文學編集部【編】

目次
短歌の謎・短歌史の謎(短歌の謎;短歌史の謎)
歌人の謎(佐佐木信綱―『新月』における「君」;与謝野晶子―詩歌の深層 ほか)
メディアの謎(『東西南北』;「心の花」 ほか)
名歌・問題歌・難解歌の謎(書の上に寸ばかりなる女来て…―森鴎外;今朝の朝の露ひやびやと秋草や…―伊藤佐千夫 ほか)
特別企画 作歌の常識Q&A

出版社情報

出版社が「國文學」という雑誌を出していた硬派の出版社。今はないようだ。作りは教科書的というか参考書のようでもあるが、一応短歌界の全体を紹介しているような本である。最初に「短歌の謎」として、佐々木幸綱『短歌の謎』と三枝昂之『短歌史の謎』が基本論調で伝統的な短歌の考え方。この2つを読めばあとは各作家の興味と名歌の鑑賞である。図書館本なんでサラッと流すように読んだ。名歌の鑑賞はじっくり味わうといいのかもしれない。


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