ボードレール「踊る蛇」
昨日(8/30)もボードレールを使いながら修羅雪姫をやったのだが、ボードレールにはさらに修羅雪姫にピッタリな「踊る蛇」という詩があることを知った。これはボードレールがジャンヌ・デュヴァルと性行為するのに、ジャンヌにいかがわしい踊りをさせるのだった。蛇のように腰をくねらせて男を誘うポーズというような。通常の彼女が好きな民謡調の踊りではない。
「踊る蛇」はゲンズブールやレオ・フェレがシャンソンで歌われているのだがいかにも白人の歌で雰囲気的に違う感じがした。ブイカはスペイン生まれのフランス領ギアナの歌手。
凄い土地だな。ブイカの歌の重さが伝わってくる
蛇の踊りはストリップのようなものか?男の欲望をかきたてる性的なダンスで、このダンスには腕や脚には宝石類をじゃらじゃらかき鳴らすようだ。コレットでそんな作品があったような。
ボードレールから見たジャンヌ・デュヴァルの横たわる姿だろう。そこにセックスの快感が潜んでいるのだが、どこかジャンヌ・デュヴァルの瞳に映るボードレールは空ろで、死を望んでいるものの姿のように思える。