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ジャズ・ギターのパイオニアのチャーリー・クリスチャン

Charlie Christian / Dizzy Gillespie"The Herlem Jazz Scene-1941"

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雨降っていると古い録音のジャズを聴きたくなるのは、ノイジー混じりの音がいいのかな。世の中、なんでもクリアにしたがるから、ノイズある世界もたまにはいいものだ。本当はレコードで聴きたいアルバムだが、そこまで手間をかけたくないので配信です。

チャーリー・クリスチャンは、ジャズギターのパイオニアとされる人で本来ギターは音が小さいのでリード楽器では、ホーン楽器に比べると出番がなかったのですがアンプに繋げて電気的に増幅するとホーン楽器にも負けずに勝負できたわけです。それで、ビ・バップ誕生時にバッパーたちと腕を競うべく演奏していた録音がこのアルバムです。

それまでのジャズに比べてアドリブ・ソロが長くて演奏時間も自由に長くなっています。最初の"Swing To Bop"でも9分ある演奏で中でもチャーリー・クリスチャンのアドリブ・ギター・ソロがふんだんに聴けます。録音状態も他の曲に比べるといいようで、1941年ですから日本とアメリカは戦時ですからそれでアメリカはここまで進んでいたのですから、日本の音楽家が羨ましがるのも理解できるのではないでしょうか。戦時なのに、こんな演奏をして。



(ジャズ再入門vol.55)


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