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小春凪鶴見線からはての旅
昨日はこれでした。主に鶴見線を廻るもので、クロスワード問題が鶴見線の駅から出題されているのです。
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鶴見線は京浜工業地帯に接続する沿線で、終点が東芝の工場なんですね。先日も書いたけど笙野頼子『タイムスリップコンビナート』のモデルとなった場所で、ある意味、都会の果てのような感じがある場所なのです。海しかないんだけど、コンビナートとつばさ橋が見える。
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その地区はけっこうスラム街ぽいところがあるのは、在日朝鮮人のコリアン・タウンや沖縄人の沖縄タウンがあるからで、その埋立地に配送の会社があったので地域としては良く知っているつもりだったのですが鶴見線は始めて乗ったのでした。
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川崎地区というと怖いイメージがあるので映画でもそういう映画が多いのですが、当たり前のように会社があり、毎日通っていたので、そういう感じはしなかった。ただトラックと不法イラン人が多かったりするのは確かなんですけど。
最近では夜光という夜の工業スポットが観光地化されていたりもしたのです。
そこも年中見ていたので取り立てて写真を撮ることもなかったのですが、今思うと撮っておけば良かったのかと。
そこの近くに公園があり、そこも問題が出される場所なのでしたが、公園にトレーニング器具があるというなんとも変わった場所でした。日中はトレーニングする人もいなかったのですけど懸垂やら背中伸ばしをやりました。
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懸垂は昔はけっこう出来たけど、2.3回しか出来なかった。運動するとなんか昔の記憶が蘇ってくるというのは、心が頭で考えるものではないからだと『内蔵と心』にも書いてありました。「理性」というのは頭で考えるから否定するのだとか。たまには、そうして身体を使うことの大切さにも気付かされました。毎日の散歩でも人は四季を知ることが出来る。
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そういうことなんですけどあまり身体論を推し進めていくとカルト的なことにもなるのでこの辺までです。
一番面白かったのは国道駅かな。昔のままの姿で飲み屋とかあるんですね。コロナ禍で閉店する張り紙もありましたけど。
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その後神奈川近代文学館(横浜)にも行ってけっこうな沿線の旅でした。
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