リメイク作品が見たい日活ロマンポルノ
『桃尻娘 ラブアタック』(1979/日本)監督小原宏裕 出演竹田かほり/亜子/原悦子
日活ロマンポルノだったのか?原悦子は懐かしい。学園ドラマとしては『ハレンチ学園』の延長のようなエロティック・コメディなんだが、やりようによっては現在でも通用するフェミニズム作品になりそう。それが面白いか別にして。
榊原玲奈役は竹田かほりで知識がある女子高生。対するおバカキャラとして、亜子演じる裕子のシスター・フッドものと言える内容だが、妊娠・中絶問題を軽く扱いすぎているのは男性監督だったからだろう。今女性監督が作ったらどうなるのか、少し興味がある。
亜子が望まない妊娠をしてしまい、中絶費用を捻出するためにピンサロでバイトすることになった二人。そこの先輩ピンサロ嬢として働いているのが、その店でナンバー1ホステスの原悦子演じるドヌーブさんだった。彼女のプロ意識を目の当たりにして、裕子はライバル心を燃やすのだった。
同性愛の男子も出てきてこのへんの展開も面白い。ラブコメ路線だけど。いま作ったらいろいろなテーマにアプローチできる作品になっただろう。