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一人暮らしはご用心!介護ケア詐欺映画

『パーフェクト・ケア』(2020/アメリカ)監督J・ブレイクソン 出演ロザムンド・パイク/ピーター・ディンクレイ/ジエイザ・ゴンザレス/ダイアン・ウィースト

解説/あらすじ
法定後見人のマーラは、判断力の衰えた高齢者を守り、ケアすることが仕事だ。常にたくさんの顧客を抱え、裁判所からの信頼も厚いマーラだが、実は彼女は裏で医師や介護施設と結託して高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人だった。パートナーのフランとともにビジネスは順風満帆。まさに“アメリカン・ドリーム”を手に入れたマーラだったが、突如その目前に暗雲が立ち込める。新たに獲物として狙いを定めた資産家の老女ジェニファーをめぐって、次々と不穏な出来事が発生し始めたのだ。そう、身寄りのないはずのジェニファーの背後にはなぜかロシアン・マフィアの影が!!迫りくる生命の危機、まさに絶体絶命。「私に“負け”はない」と豪語するマーラの運命は果たして―!?

主演のロザムンド・パイクは誰かに似ていると予告編から気になっていたのだが、小島慶子さんだった。この人『ゴーン・ガール』に出ていたというが忘れている。コメディタッチのアクション映画で面白かった。

今注目される介護ケアの法廷後見人の詐欺ドラマ。独身老人を狙って病院とつるんで介護認定させ、財産を後見人が管理すると言いながら財産をネコババする。その老人がロシア・マフィア関係者の母親だったから、詐欺師ペア(『テルマ&ルイーズ』彷彿とさせる)がマフィアと対決!

マフィアの人もマイノリティで、弱者を狙う食われる者と食う者。それを羊とライオンに例えるのだが、介護ケアというところが斬新。なんでもマネービジネスにしてしまうアメリカらしいというか日本もこの手の悪徳詐欺はありそうだ。

キャラ設定も詐欺師ペアとか一筋縄じゃいかない婆さんとか小人症のマフィアとか面白い。一度は奈落の底に落ちる詐欺師ペアだがそこから立ち上がっていくのが面白い。悪役しか出てこないのだが。


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