切り株や慈雨の雫も流れけり
切り株を見て在りし日を思う。外出したアリバイがあればいいんだけど、普段のようにスナップ写真を撮れないのは、他者の目を気にしてしまう。スマホ撮影で自撮りになったときなどわが顔を見てゾッとしてしまうのだ。目の下の隈が痣のように広がっているからメガネでは隠せない。それを確認する人もそういるとは思えないのだが、日陰者のハンデがあるのだった。
自分の顔に慣れないというのは、毎回鏡を見るたびに映画の悪キャラとかに重ねてしまう。そんな感じなので外部と遮断するのにラジオを良く聴くのだった。