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「おるもすと」

吉田篤弘(2018)「おるもすと」講談社
を読みました。

実はこの本を読むのは二度目です。我が家には二冊の「おるもすと」があります。
今回読んだのは、帯に「幻の限定本、復刊」と銘打たれたもの。かつて読んだのは、世田谷文学館で買い求めたもの。講談社から発売されたのは知らずに、偶然書店で見かけた時には夢を見ているのかと思いました。

この本はほんとうに、自分の生活を支えている、パンのような作品です。
作者は著書「月とコーヒー」のあとがきで、生活に必要なのは太陽とパンだが、月とコーヒーのようなものを大切にしていきたいと書いていました。きっとこの物語も例外ではないのでしょうが、きっとわたしは「月とコーヒー」のようなものを生きるのに必要としているのだと思います。

わたしの大切な一冊(二冊?)です。

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