竹内清乃(2021)『別冊太陽 日本のこころ286 科学絵本の世界100 学びをもっと楽しくする』平凡社

どれほどわかろう、見晴らそうとしても、視界からはみ出していくものがあるーこれを身を以って知ることこそ「かがく」の経験(96頁)

ということができるのでは、と森田真生氏が述べている。
わたしが科学絵本がすきなのは、まさにこの感覚にわくわくするからだ。このこころのときめきを見事に言い当てられたようで、妙な快感があった。

紹介されている絵本は、幼少期に読んだものから最近読んだもの、存在すら知らなかったものもあり、この本を読んでいるだけでたのしい。
まだこの世には読んだことのない本があり、知らない世界がある。そのことに、明日も生きていく安心感を覚える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?