『咎人の刻印』コミカライズ&舞台化、或いは『東京ファントムペイン』発売
4月1日に当方のアカウントからこのような発表があった。
なんと、『咎人の刻印』がコミカライズする上に舞台化するという。
驚かれる読者さまや情報量が多くて処理し切れないという読者さまもいらっしゃったようだが、安心して欲しい。著者も同じだ。読者さまの反応を拝見し、じわじわと「やばいな???」という自覚が湧いている。
コミカライズの作画担当は、『東京ファントムペイン』のコミカライズを担当してくださった藤丸豆ノ介先生だ。
東京PPで既に美麗な神無と御影を動かしてくださっているので、もはや期待しかない。
藤丸先生、引き続き宜しくお願い致します(五体投地)
因みに、掲載媒体は『コミックNewtype』さんだ。『コードギアス 復活のルルーシュ』や『スーパーカブ』のコミカライズなどを掲載しており、名前から推測できるように、あの『月刊ニュータイプ』の系譜だ(私も若い頃に購読していた……)。
いやはや、本作を拾ってくださったKADOKAWAさんには足を向けて眠れない。なんだかんだ言って、デビュー当初から世話になりっ放しである。
さて、有り難いことにコミカライズの機会は、幽落町⇒東京PP⇒咎人で三回目なので原作サイドの心構えもなんとなく分かるのだが、問題は舞台である。
舞台化??????ほんとに???????どういうこと?????
と舞台化の話を頂いてからずっと宇宙猫状態だ。舞台は多少拝見したことがあるが、私のコンテンツが舞台に???
何やら一気に話が大きくなって驚いているのだが、着々と話が進んでいるところを見ると、どうやら夢とか幻覚ではないらしい。
舞台となると、ほぼ舞台制作チームの皆さまにお任せする形となるが、きっと良いものにしてくださると信じている。尺や客層の関係で原作とは異なる部分も多くなるかもしれないが、そこは舞台版として楽しんで頂ければ幸いだ。
舞台化に当たってどんな風にアレンジされるのか、楽しみでもあるし興味深い。
そして、Renta!さんで連載していた、『東京ファントムペイン』の原作小説も晴れて紙の書籍となった。
こちらの時系列は、『咎人の刻印』1巻と2巻の間の1.5巻に相当する。
まだ、神無が御影のことを『ご主人サマ』呼びしているので、懐かしい気持ちで読んで頂ければと思う。
こちらは咎人のスピンオフ作品なのとコミカライズと舞台化の流れもあり、幸いなことに小学館さんに拾って頂けて、紙の書籍刊行に行き着いたのである。
小学館さんにも足を向けて眠れない。今回の流れは、かなり稀な例だ。
さて、最も厳しい緊急事態宣言が発出された2020年4月にシリーズ1巻が刊行され、全国の書店さんで新刊としてお披露目できたのはたったの一日弱という超絶逆風に襲われた本シリーズが、ここまで成長するとは誰が予想しただろうか。
蒼月自身の力というより、関わってくださっている皆さまや応援してくださる読者さまのお力がかなり大きいので、感謝をしてもしきれない。
私には筆を執ることしか出来ないので、皆さまへの感謝の気持ちを込めて続編を紡いでいければと思う。
まだ本作をお読みでない方は、現在既刊4冊+スピンオフ1冊なので、是非お手に取って頂ければと思う。