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【お仕事紹介】商店街の広報誌イラストを担当しました
こんにちは、イラストレーターの青砥イヴです。
今回は、茨城県水戸市にある、南町商店街さんの広報誌のお仕事をご紹介します!
私にとって、初めてネット以外の繋がりで得た絵のお仕事でした。何より、馴染み深い地元に少しでも役立てる事、地元の良いところを更に知るきっかけになった事、とても貴重な体験になりました。
このお仕事紹介を通して、より茨城の魅力が伝われば嬉しいです!
また、イラストレーター向けに、無名の私が、どうやってこの案件をいただいたのかも書いていますので、地元の仕事をしたい!という方の参考になれば嬉しいです。
制作物の紹介
南町商店街広報誌「南町」
発行:南町二丁目商店街振興組合、南町三丁目商店街振興組合
発行日:2024年7月19日
年1回発行されている商店街広報誌で、今回は26号目になります。商店街で予定されているイベントや、店舗の情報、マップなどが掲載されている、商店街を楽しむなら必携のアイテムです!
コロナ前までは夏発行でしたが、コロナでイベントが出来なくなり発行が冬に変更。2024年に、久しぶりに夏発行に戻る事になりました。
(水戸の夏の風物詩、水戸黄門祭り前に発行したい!というスケジュールでした。)
今回私は、「表紙イラスト」「特集ページのイラスト・デザイン」を担当させて頂きました!
今号のコンセプト
今回の特集テーマは「パークレット の紹介」でした。パークレット とは、道路空間の一部を休憩や飲食などにぎわう空間へ転用する事を目的とした施設です。国道歩道の使用はなんと関東初。
主催は「水戸まちなかデザイン会議」さん。パークレット以外にも、様々な取り組みをされています。商店街には多くのパークレット が設置されています。これを紹介したい!というのが、ご担当Hさんからの提案でした。
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出来たのはこれ!
まずは完成品をお見せします🙌
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結構賑やかな感じになったんじゃないでしょうか。表紙も、商店街の皆さんから「こういう雰囲気もいいね」と前向きなお声も頂けて嬉しかったです!(表紙ががっつりイラストになるのは今回が初でした。受け入れて頂けるか不安だったので一安心…)
特集ページが出来るまで
パークレットをテーマに、というお話を受けて、「パークレットを使いながら、商店街も楽しんでほしい」という考えが最初に浮かびました。担当のHさんもokくださり、商店街の皆さんの沢山のご協力があって、この形に仕上がりました。
撮影前に、担当さんに誌面レイアウトを確認いただき、実際に撮影に商店街へ向かいます。
モデルが着ている服は、南町商店街のOibibioさんのお洋服。急な申し出にも関わらず、モデルに合う服を店員さんがテキパキとコーディネートしてくださいました👚
モデルは背が低かったですが、シャツのロールアップや、スカートのセレクトで更にこなれた感じになったと思います。
サングラスはメガネのクロサワさんのレンタル。こちらも一緒に店員さんが選んでくださいました。素敵なメガネを貸してくださり、ありがとうございました!👓
1つずつパークレットを回りながら、近隣店舗のアイテムと一緒に写真撮影。半日程かけて撮影を行いました。道中、商店街の色んな方とお話しましたが、どのお店の方も気さくで親切。人情に触れながら、楽しく撮影を行うことができました。
写真を撮り終えたらレイアウト。
ジャズイベントで配布すると聞いていたので、広い世代の方に受け入れて貰えるよう、カチッとしすぎない雰囲気を目指しました。イラストレーターだけど、デザインの経験があって良かったです笑
担当さんにお願いし、水戸まちなかデザイン会議の担当者さんのお写真と、インタビューも掲載させて頂く事に。これまた急な申し出だったのに快く応じて下さり、ありがとうございました!🙌
表紙イラストの作成
中身と統一感が出るよう、パークレットの写真に、イラストを合成する事に。(実はこの絵、元々モデルが座ってる写真でした。椅子だけの写真を撮っておくべきだった…)
普段描いてるような絵だと、ちょっとアニメっぽすぎるかな、と思い、テイストを万人向け?に寄せています。でも普段の自分が大事にしている事(配色とか)はそのままに、自分の良さが出ればいいなという感じで制作しました。
無事完成し、7月19日のジャズイベント、「JAZZ NIGHT LIVE2024」で配布されました!当日は現場にも遊びに行きましたが、沢山の方の手に渡って嬉しかったです😌
そもそもどうやってこの仕事ももらったの?
【地元の団体や企業とお仕事をする】って聞いて、どんな印象を受けますか?コミュ症にはきつい…営業大変そう…そもそもそんな依頼どこから来るの…?みたいな感じでしょうか。
私もまさにそんな感じでした。何より地元に絵の仕事があるとすら思っていませんでした。
この案件は、「茨城県よろず支援拠点」という相談窓口に行った事が切欠でお声がけいただきました。
よろず支援拠点は、国(中小企業庁)が各都道府県に設置した「無料」の経営相談所で、売上拡大や経営改善等の課題解決に向け、一歩踏み込んだ専門的な提案を行います。中小企業・小規模事業者等の経営課題を解決するため、中小企業・小規模事業者支援に優れた能力・知識・経験等を有するコーディネーターを配置し、相談者の方に寄り添いながら話を伺い、解決すべき真の課題を見つけ出し、今すぐに取り組めて、効果を実感できる解決策を提案します。
実は47都道府県に1つずつ設置されています。私も全く知りませんでしたが、市役所の商工課に教えて貰いました。
多種多様な相談員さんが所属されているので、その時の悩みのプロに話を聞いてもらえるのが大変心強いです。しかも無料です。何回相談しても無料です。どうなってるんだ?よろずさんの紹介はまた改めて記事にしようと思います!
担当のHさんは、地元商店街ともお仕事をされている方でした。私の絵を見て「じゃあ、商店街の仕事やってみる?」と声をかけて下さいました。本当にありがとうございます…!
フリーランスイラストレーターとして働く時、仕事の場が仮にネット上のみで、クライアントもVさん等ネットでしか関わらないとしても、自分自身はどこかの市町村の市民です。
なので、一度地元の商工課に行ってみる事を私はオススメします。個人事業主として学びを得られる無料のセミナーや相談会、こういった無料相談窓口や、助成金の支給など多くの事を親切に教えてくださるはずです。
お仕事を通して得たこと
地元の事は知っているつもりでしたが、まだまだ知らないイベント・店舗があり、そこで素敵な人たちが働いている事を知りました。
今までは、「絵がかけたら嬉しいな~」くらいの感覚でしたが、「少しでも自分が、地元茨城の魅力発信の力になれたら嬉しい」というハッキリした目標を得る事ができたと思います。
以上です。
茨城のいいところ、少しでも伝わったらうれしいです!そして、地元系のお仕事に興味があるイラストレーターさんにとって少しでも参考になれば嬉しいです。
ここまでお読みくださり、有難うございました💜
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