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ネガティブなことが気になる脳

心から望んでいないのに、知らず知らずにネガティブなニュースなんかをみちゃっている時ないですか?

先日、「少女が街で刺殺」というタイトルが目に入り、知らずにクリックしている自分がいました。普段は、極力そういうニュースを見ないように心がけているのに、自然と、知らず知らずに。

すごく心が痛む辛い記事でした。やりきれない想いになりましたし、悲しいし、でも何もできるわけでもない自分に情けなさなど、知らず知らずに、その記事によって強いストレスとネガティブな気持ちが引き出されました。

僕の場合は、教育に携わらさせていただくことも多く、いわゆるお勉強お勉強も時に大事かもしれないけれど、けどそれより何より、一人ひとりの自分の心やストレスとうまく付き合えるような力を育むことの方がやっぱり大事とか、幸せになるスキル(「アクティブ・ハピネス」など)を育むことの大切さを再認識しました。

2022年8月23日現在、ニュースランキングを見てみると、、、

  1. 〇〇事故、〇〇会社が謝罪

  2. 〇〇の2歳児発見ならず、ーーー捜索続行

  3. 仙台育英が甲子園初優勝

  4. ーーー「閣僚は関係断絶を」

  5. 台風9、10号が相次いで発生

  6. ーーー刺傷、逮捕の少女ーーー

  7. ーーー4強 ーーーは敗退

  8. ーーーの交通事故を謝罪

  9. ーーーの娘が死亡、ーーーが爆発

  10. マックに夜限定「ーーー」登場

もちろん、日によって、ポジティブ・ネガティブの注目割合は変わるでしょうが、やはりネガティブなニュースは注目を集めやすそう。もちろん、台風情報などは、大切な情報でしょう。必要な情報でしょう。

しかし、誰かの謝罪、殺人、死亡事故。本質的関わりのほとんどない、何をする、できるでもない、しようとする気もない情報に対して、知らず知らずにクリックして、嫌な気持ちになってしまうのは、ちょっと恐い。

僕自身も、ネガティブなニュースなどをみて辛い気持ち、時には怒りなんかを覚えて、自分の生きている大事な時間をわざわざ気分悪く過ごしちゃうことがあります。客観的にみると「なら、見なきゃいいじゃん!アホらしっ!」と自分にツッコミ入れられますが、でも見ちゃう自分がいる。いや、見ちゃう脳がいる。

そう、そんなネガティブな情報に注意がいくそんな脳の特性のことを、ネガティビティ・バイアスと専門家は読んだりします。そこには、生物の進化の過程で、ネガティブな情報に注意を向けることは、その対処や回避に役立ち、生存確率を高めたという、とても大事な役割がありました。ですから、このネガティビティ・バイアスは悪いわけではありません。

しかし今のこの情報社会において、無数のネガティブな情報が目に晒らされる機会が増えるということは、我々に負の影響を与えうるということは、少し知っておいた方がいいかもしれません。

脳が知らず知らずに仕向けるネガティブな情報選択が、我々のストレスを慢性化させる可能性があるのです。もちろん、ネガティブな情報は、新たな課題解決につながることもあるので、それを見てはいけないということではなくて、そうではなくて、客観的に見て、課題解決をしようともしないし、見ることを望んでいないネガティブな情報に注意を向けてしまうのは、勿体無い。

せっかくの生きている時間を、わざわざネガティブな情報に注意を向け、嫌な気分になって過ごしたいか?それを客観的に捉え、自分の関わりたい情報を意識することはとても大切なのことだと思うのです。

  1. 意識的にポジティブをみる

  2. 意識的にネガティブをみない

という意識の大切さ。これらはそれぞれ違う脳の仕組みだから、どちらも意識することが重要そう。(「アクティブ・ハピネスの重要性」という記事とでご紹介。)

今日は、ネガティビティ・バイアスについてのご紹介。具体的に、どういう風に、ポジティブをみる習慣をつけるか、などはまた改めてご紹介できたらと思います。

知らず知らずに眺めちゃうネガティブニュースを見ちゃう自分に出会ったら「はっ!」としてみるといいかもしれません。

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