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「君の為」は伝えないと後悔するよ

世の中には悪意が満ちているから

どちらかと言うとだめな方の私だけれど、
ありがとうと幸せで世の中をいっぱいにしたいと自分なりに思っている。

親切で他人の為にやってる人は見返りを求めないから、結果本人に親切が伝わらない事がある。

一方で、その人を利用しようと思う人は、本人に「⚪︎⚪︎やってあげたよ」と言って、見返りを求めない事には、はじまらない。

だから、その本人が、自分に対してやってくれた事に気づかなかったら、その人の持つ世界観はどうなるのだろうか。

「自分には親切にしてくれる人がいない」
「自分の周りには、自分を利用しようと思う人ばかりだ」と嘆くかもしれない。

これはとても勿体無い事だと思う。
仮にこの様な人が周りにいれば、本当の善意に気づかせてあげたいと私だけでなく多くの人が思うだろう。

とは言えお節介の焼き方は難しいもので、押し付けがましく色々やってあげても本人がそれをちゃんと生かしてくれるかどうか分からないし、もしかしたら「魚の釣り方」を教えずに「魚を与える」事で、本人の自律を阻害する……かも知れない。

時には、特に見返りを求めているわけではないのに、貸しを作りたくないからと言ってやたらと拒否されたりする。とても面倒くさい。

親切を誰か他の人にあげよ

皆さんはペイ・フォワードと言う映画を知っているだろうか。2000年に公開された映画で、「自分が貰った親切を、3人に渡しなさい」と言う事を考えつき、実践する少年を描いたものだ。
日本語で言えば「情けは人のためならず」のような物だろうか。
そう、ペイ・フォワードは何も最近の概念では無く、私たち日本人は他人への親切が巡り巡って自分に返ってくる事を知っている。

本当に「君の為」を思ってくれる人の為に

正直に言って、味方のふりをして近づいてくる奴らからの自衛はとても難しい。
しかし、「誰かのため」を思っている貴方の思いが本当なのだったら、少なくとも貴方が行動する事により、本物が伝わる。
世の中を「誰かのため」の想いの本物で溢れさせて、ちょっとずつ自分に関わる大切な人たちを幸せにしていこうよ。

(了)

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