aoto ichihara

ブログ「人狼の勉強机」を通して人間関係やコミュニティのあり方みたいなのを考えていました。 https://den.waoon.net/ こちらは特にカテゴリを決めずに自由に書いていきます。 皆様の幸せを願っております。

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最近の記事

お父さんはくさい

今日はこの、私が持つ密やかな悩みについて話してみたい。 親は子供を見ている私には小学生の子供が男女1人ずついる。 子供が小さい時は、私は小学校高学年ぐらいになったら「よく抱っこをしたなぁ……」と振り返る事になるのだろうと考えて、小さい時に子供に遊んでもらえる時間を大切にしようと考えていた。 しかし現実は、(これはきっと良いことなのだが)チャイルドシートもしなくていい様な身長だと言うのに毎日仕事帰りに肩車を要求されたり、抱っこをしたままぶん回したり、追いかけっこみたいな事をし

    • 強くなったら。

      喧嘩の思い出 小学校の時の喧嘩で相手を骨折させた事がある。 しかし、その時は相手の親から謝罪と菓子折りをもらった。 何が起こったのかと言うと、相手が私の頭を拳で殴った結果、骨が折れたのだ。 強すぎる力は自分を傷つけるものなのかも知れないと、それを象徴するような話が自分の身に起こった。 この出来事以前から喧嘩は強かった試しがないが、まもなく中学生になろうとしていた私は強くなって、広く言えば「力を持ったらどうしたいのか」と言う事をよく考えていた。 私は相手の喧嘩が強すぎて頭

      • ワンコインをドブに捨てよ

        私がタバコを吸う時は 19本残ったタバコの箱を捨てる私を見て、友人は大抵「勿体無い」と言っていた。 両親は喫煙者であり、 当時中学生の弟は私をスケープゴートにして、私の部屋の窓で赤マルを吸っていた。 私以外全員喫煙者で、弟もそのことが分かってから特に咎められる事はなかった。 父親は肺に入れても咳しか出ないし、 元々ぜんそくの上肺炎で2ヶ月入院して出世コースから外れてしまったり、過呼吸で救急車で運ばれたらしているのにちっとも煙草をやめないので、私は親父を馬鹿だなあと思っ

        • 「君の為」は伝えないと後悔するよ

          世の中には悪意が満ちているから どちらかと言うとだめな方の私だけれど、 ありがとうと幸せで世の中をいっぱいにしたいと自分なりに思っている。 親切で他人の為にやってる人は見返りを求めないから、結果本人に親切が伝わらない事がある。 一方で、その人を利用しようと思う人は、本人に「⚪︎⚪︎やってあげたよ」と言って、見返りを求めない事には、はじまらない。 だから、その本人が、自分に対してやってくれた事に気づかなかったら、その人の持つ世界観はどうなるのだろうか。 「自分には親切

          中年が思春期みたいに働く事について考える

          正直言って働きたくはないよね 自分のやっている仕事が、猛烈に面倒臭くなる時がある。 私は(度々言う様に)大学7年通った相当なダメな方の人間だ。しかし紆余曲折あって今関わっている仕事の結果は、割と全国いろんなところに目にする様になっている。 それなりに今の職場に勤めて時間も経ったので、多分日本人全員が何かしらの形で私の仕事に関わっていると言っていい。 公共性があるやりがいのある仕事で、きっと想像力のある人なら日本の各ご家庭での笑顔を想像して頑張れるのだろう。と言うか、実際私

          中年が思春期みたいに働く事について考える

          楽しいはどうして生まれたの?

          「楽しい」が生まれた理由 ある時、小学1年生の娘がタイトルの様に尋ねて来た。 深く聞いてみると、「お父さんが楽しいのはなあに?」などの言い間違えではなくどうやら本当に「楽しいと言う感情はどうして生まれたの?」と言う問いだったらしい。 小学1年生なのにかなり考えさせられる事を質問してくるなと感心しつつ、その場では少し私にも考えさせて欲しい旨を伝えて、改めて答えた。 娘は「へぇ~そうなんだ、ありがと!」と言って納得した様子で本を読み始めた。 私は内心、横から小学3年生の息子が

          楽しいはどうして生まれたの?

          【短編小説】摂氏50度の希望

          ――毎回やっている長期休みの新しい事チャレンジとして、生まれて初めて書いた全11話、2万7000字弱の短編です。 (なお前回にあたるGWではぬいぐるみの修理をしました) カクヨムにて投稿しています。ここではとりあえず1話のみ。 もしちょっとでも先が気になるなと言う方や、私の他のnoteの記事がスキだなって思ってくれた方、そうでない方も読んでいただけると嬉しいです。 カクヨム:摂氏50度の希望 https://kakuyomu.jp/works/16817330661984

          【短編小説】摂氏50度の希望

          私はいつから冬が苦手に

          学生時代の私は秋が好きだった。 洛北の、家から大文字の見えるマンションに住んでいた私は、自転車さえあれば行くところに困る事がなかった。秋の紅葉は鮮やかで美しく、おやすみの準備をする山々。冬の山々も静かで美しい。 有名な所では伏見稲荷神社や貴船神社なんかは、私の中では秋のイメージだ。(秋の京都はどこも人で溢れていたが、大抵の場合、山を歩く様な所のほうが空いていた) 春は桜が舞い、大学生の多い京都は若い希望に溢れていき活気に満ちていく。夏は肌の中に沁みるように暑いが、浴衣を着て

          私はいつから冬が苦手に

          菅田将暉は本当にまちがいの方か

          「まちがい」と違和感 「まちがいさがし」と言う曲がある。 菅田将暉が歌うドラマ「パーフェクトワールド」の主題歌で、「まちがいさがしの正解の方じゃきっと出会えなかったと思う」と言うフレーズと、 力強く前に進もうとする菅田将暉の声が印象的な2019年の名曲だ。 ところで私は、この歌を聴いてからずっとモヤモヤとしていた。 菅田将暉の声は、あまりにも真っすぐで力強いのだ。 それがとても魅力的なのだが、どうしても拭いきれない疑問が浮かぶ。 菅田将暉よ、お前は本当に間違いの方なのか

          菅田将暉は本当にまちがいの方か

          夏休みと広島という故郷

          私の考え方には毎年春休みと夏休みの帰省で遊びに行っていた母方の祖父母の家、そして私の叔父の部屋が、強く影響してきたように思う。 4畳半の和室が2つ連なった手前には天井いっぱいの本棚、そこにはなにか分からない難しいタイトルの本が並んでいる。本棚と同じようにDIYで作られた机はニスで黒く光っていて、ワープロはいつ見ても本来の目的ではなく置物として使われているように感じられた。 奥の部屋には叔父が生活で使うこたつと簡単なマットレスが置いてあり、こたつの上には灰皿、長押の上にはタバ

          夏休みと広島という故郷

          人狼戦績まとめ10周年のこぼれ話

          ※この記事はカンパ方式です。  無料で最後まで読めますが、投げ銭いただけると励みになります。 人狼戦績まとめ開設から10年経ったので振り返る。 人狼戦績まとめというサイトがあります。 長期人狼はプレイするサーバー毎に細分化されていますが、サーバーを超えて可能な限りありとあらゆる過去未来の長期人狼の戦績をID毎に閲覧できると言う機能を持ったサイトです。(やや誇張表現が含まれる可能性があります)これを、私たちは長らく夫婦で運営しています。 (結婚後長いこと妻は主婦だった事もあ

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          ゼノスは我が友か

          FF14をフィナーレした この日記はFF14のネタバレしかない話に個人的な感情を絡めた日記なので未プレイの人はブラウザバックするのではなく、読んだ後に記憶を消してFF14暁月のフィナーレを最後までやってくれ。頼んだよ。 というわけで、2年前に発売したFF14暁月のフィナーレを今になってクリアした感想を語る。 私個人としてはウリエンジェの不器用さや優しさがとても好きで、何となく同じような事を思ってる人は多そうだとも感じた。 しかし、今回はこのストーリーを進めてて意外だった所に

          ゼノスは我が友か

          恋人と別れるなら好きなうちに

          元カノの顔は美人がいい これは友達が言っていた話なのだが、元カノは性格が悪くても美人がいいらしい。 ふとした瞬間に思い出す時があったとしても、美人であれば風景として美しい一方で、ブスだと思い出の風景すら台無しになるのだ。 そもそも選べるのか、とか別れる前提なのか、とかはさておき、いずれにしても顔がいいと言うことには恋愛のみならず生活をする上で絶対的なアドバンテージがある。 イケメンと美人はとりあえずいるだけで相手に好印象を与えているのでズルい。これは個人の主観だが挨拶を返さ

          恋人と別れるなら好きなうちに

          人狼で夜時間目を開く奴は呪われてくれ

          対面人狼の夜フェーズで目を開く奴が居た 大学生だった2010年からまぁまぁ長い事(数年〜十数年)人狼会の主催をやり続けていたんだけど、夜時間に目を開いた奴と主催の私の目が合った事がある。 手口としては野球帽を深めに被り、下を向いて出来た左右の空間から覗き見るものだった。 私は当初は離れた場所で待機し、夜が始まった瞬間から(素村の)ずっとその人の真下から覗き込む形にしたのだが、占い師フェーズになった瞬間に目が開き、私とその人の視線が合い、時間が凍りついた。――といった感じだ。

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          人生で成し遂げられる事なんて無いと感じた雨の日に沈む

          あの頃自分は天才だと確信していた 同級生が医者や起業、大企業の広報や研究者、アニメーターやイラストレーターや小説家、世間の様々な所で見聞きし活躍しているのを目にする中で、自分はいたって普通のサラリーマンをやっている。様に思う。それも、どちらかと言うとうだつの上がらない、落ちこぼれの方のリーマンである。 自分はFacebookも一応アカウントを持っておりアクティブなアカウントだが、そこを開くと皆本当に輝いていて、輝きすぎていて見ていると具合が悪くなるので長く滞在することは困

          人生で成し遂げられる事なんて無いと感じた雨の日に沈む

          分断の本質と「私達は同じものを見ている」という幻想

          私達は同じ場所に居て、同じものを見ていない 人は何かを体験すると、多かれ少なかれ自動的に思考してしまう生き物です。 これを「認知」と言いますが、「認知」について検索すると、2023年現在だとメンタルヘルスの話題が多々出てきます(例:http://mh.cbtjp.net/cbt/) これは人間関係の様々な所に対して応用できる考え方だと思っています。 例えが極端かもですが、デートで絶叫マシンに乗ろうとしたカップルが居たとします。片側は小さい時に高いところから落下した経験がある

          分断の本質と「私達は同じものを見ている」という幻想