作家の石田衣良さんと「失敗楽」
私の中で学生時代の小説はほぼ石田衣良さんで
美丘が大好きで苦しかった><
見えてる世界が全部本質的。
石田衣良さんが考える答えに「大事なことってそうだよね〜なんで忘れちゃうんだろ」と思わされた神回。
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衣良さんが小説を書き始めたのは36歳になった時。
7歳から小説家になりたいとは思っていたものの本が好きすぎて、小説家の世界は雲の上のすごい存在に感じてた。
だから30年も遠回りしちゃったかなという。それでもこの30年があったからこそ、言葉のセンスが磨かれた。
新しいことを始めるのにいい時期は30代以降。
「まだ若くて、新鮮なセンスと世の中のことがわかっているから」
ただ全ての人が好きなこと、やりたいことをする人でなくていい。
会社入って行きていくのも立派な選択。会社の中のすごい人なんてごく一握りしかいないけど。
社会に出る前は社会はすごい人たちばかりだって考えちゃうけど、実はそうでもない。
みんな優しいし、みんなちゃんとできてない。
自分の一生は自分で決めればいいからどっちがいいかなんてない。
それぞれの成功の形があるからこそ、自分にとっての成功のイメージを具体的に持つことが大事。
ぼんやりと成功したい、お金持ちになりたいでは成功しない。
何で成功したいのか、何でお金を稼ぐのか、どのくらいの大きさの成功で、どうなりたいのかは具体的に持つこと。
歳をとるにつれて、頭が固くなるのは必然。
そういう人は揃って「何をしてもつまらない、面白くない」というけど
面白いこと楽しいこと、心が動く瞬間をもっと持とう。
好きな人でも好きな映画でもなんでもいいから心が動く瞬間が心の柔軟体操になるから。
いいものに触れることも大事。全然違うから。
昔から評価されている本、古典落語も。価値があるからずっと今に至るまで繋がって守られてきてる。
衣良さんにとって小説の大きなテーマでもある「恋愛と性」
今における恋愛は、完璧でないと好きになっちゃいけないみたいな、ゆるさが全くない。
みんな完璧じゃないんだからもっとオープンに扱えたらいいのに、目の前の人を一旦好きになってみたら?
「今夜は帰りたくない」「今夜は帰さない」ってもっとみんな言って。笑
なりたい人の近くにいること
そうすれば大好きだから、考える「なんでこの人はこんなこと言ったの?」「なんでこう考えるの?」
よく観察して、言葉の違い、空気の違い全て自分の感覚を解放して集中して見逃さない。
その大好きな人が「なぜそれをするのか」考えてみる。
結局心がけのいい人が最後まで生き残る。
どんなに知識が豊富でどんなに勉強ができても、人間的にいい人でいることが大事。
もっと勉強しなきゃ、変わらなきゃとばかり首をしめているなら、今いる場所で”いい人"になることをやってみるといい。
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