頭と体のペース配分
頭と体を休みなく使い続けるとどうなるか?
疲労が溜まる。この疲労が蓄積すると、脳から
『休め』というシグナルが発せられ、これに抗うことは難しい。
したがって、脳から『休め』シグナルをもらわないためにも1日のペース配分を考えることは重要だ。
ペース配分を考える上で考慮すべき要素は2つある。1つは、頭と体のエネルギー総量はいくらか、そして、もう一つは、エネルギー減少に影響を及ぼす要因は何かである。
まず、頭と体のエネルギーの総量について
1日に使える頭と体のエネルギーの総量には上限がある。エネルギーの総量は、睡眠の質+食事の質によって決まる。
睡眠
よく眠れなかった日と、眠れた日を比較するとわかりやすい。睡眠の足りてない日は、眠気が優って集中力が持続しない。対してよく眠れた日は、頭が冴えて体に力がみなぎり集中力が持続する。
食事
ごはんをたべず学校に行くとする。すると、お腹が空いてお昼には力が出なくなる。食事は人のエルギーの根源だ。
エネルギーの総量を決めるこの2つの要素は、
意識して確保することが大切だ。
つぎに、エネルギー減少に影響を及ぼす要因について考えていく。2つ考えられる。
①頭の中を占有する悩みごと
②活動時の休憩の有無
①頭の中を占有する悩みごと
これは、そのままだ。頭を使うと人間は疲れる。
悩みごとに囚われた状態は、人間のエネルギーを極度に奪うため、一気に疲れる。頭の中は、常にクリアであることが望ましい。
②活動時の休憩の有無
これは、例えば運転やパソコン作業などを考えるとわかりやすい。長時間同一の姿勢を続けることによる体への負担、浅い呼吸等によって体は一気に疲労する。適度な休憩、水分補給、運動、深い呼吸を実施することを推奨する。
頭と体のペース配分のコントロールは難しい。
私は、午前中頑張りすぎて、午後から頭と体が全く働かないといった状態によくなる。
では、これを改善するために何をすべきか。答えは体を休ませているが、頭は休まっていない状態に陥っていないかに注意を払うことだ。
そもそも、活動中に休みを取り入れる目的は一気に頭と体が疲労するのを防ぐことであり、体だけでなく頭もエネルギーを消費することを忘れてはいけない。
このため、休む時は、しっかり深い呼吸をして体に酸素を行き渡らせつつ、できれば何も考えずに目を閉じて頭も休めてあげることが重要だ。
ただ、更に良い休み方はないか引き続き考えていきたい。
結論
休み方を具体的に考え実践することが
脳と体の適切なペース配分に繋がる。