シェア
青沢タカユキ
2021年3月9日 22:59
2011年、おれが19歳の時だ。あてもなく外国でフラフラしていた頃である。世界地図を見る度に気になる場所が2ヵ所あった。 1ヵ所はグリーンランド。世界の果て感漂う異質で巨大な空白地帯のイメージ。勝手にロマンを抱いていた。どうやったらそこに行けるのかも想像できない。荒涼として、極北という言葉がよく似合う。なんとなく最後にたどり着く場所に相応しいと思っていた。 そしてもう1ヵ所が、西アフリカ