青沢タカユキ

最近の興味は、道のない場所や情報のない場所、情報の外へ行くこと。 西アフリカ自転車縦断1万5千km グリーンランド徒歩横断580km ナイル川カヤック2000km ゴビ砂漠徒歩横断1000km その他海外80ヵ国渡航etc... 小さなキャンプ場のオーナー

青沢タカユキ

最近の興味は、道のない場所や情報のない場所、情報の外へ行くこと。 西アフリカ自転車縦断1万5千km グリーンランド徒歩横断580km ナイル川カヤック2000km ゴビ砂漠徒歩横断1000km その他海外80ヵ国渡航etc... 小さなキャンプ場のオーナー

マガジン

  • Sahara Quest

    2021年夏、ナイル川単独カヤック行によるサハラ砂漠縦断の記録。

  • West Africa Quest

    西アフリカ単独自転車行 7ヶ月1万5千km 印象に残ったエピソード記事

  • Alaska Quest

    アラスカ無人地帯での1ヶ月キャンプ

  • 100万円のキャンプ場

    今経営しているキャンプ場ができるまで。

最近の記事

  • 固定された記事

遅ればせながら、自己紹介させていただきます。

 今更ながら、どんな奴が書いているnoteなのか、想像し易くなるかもしれませんので、自己紹介させてください。果たして需要があるかわかりませんが。笑  あまりこんな機会がないので、何を語ったらいいのかわかりませんが、とりあえずプロフィールを。  青沢タカユキ、男、91年生まれの29歳。射手座のAB型。178cm、75kg。  好きな食べ物は、寿司、カレー、あとは中華料理全般という単純な舌の持ち主です。お酒は毎日飲むタイプではありませんが、飲みに行くとついつい飲みすぎちゃう

    • 旅をする気

      アフリカ縦断やナイル川のことなど、これまで書き途中のまま放置しているnoteが多々あるけど、一旦それは置いといて最近のことを徒然と。 詳細は端折るが、紆余曲折あり僕は今カナダに住んでいる。 コロナによる海外渡航規制も撤廃され、日本もようやく海外への扉が開き始めた今年。ここ数年の定住生活に痺れを切らし疼き始めていた放浪欲を満たす為、勢いのまま渡航。 遠征を除けば久々の海外。それも日本での仕事をぶん投げて、無職という清々しい身分での旅行。 自由の風に吹かれている。 気持

      • 今までやってきたことを何か形にしようと、本を書いている。おもしろいものを書こうとするとなかなか難しい。勢いで書いた方が気持ちの良い文が書けたりする。 それにしても本を書くとなると、扱う様々な分野のトピックに関して勉強が必要になり、書くよりそちらに時間をとられる。

        • 2022年夏季遠征について(計画変更)

           少し前に今夏のパキスタン・インダス川カヤック下り挑戦の旨を記しましたが、訳あって今回は渡航中止することにしました。ビザも航空券も押さえていましたが、本当に残念。  ずっと前からこの計画を視野に入れて色々と情報を漁ってきたので、行けなくなって無念というか、本当に悔しいのですが、必ずやりたいことに変わりありませんので、気が熟したタイミングでまた挑戦したいと思います。  さて、仕事は7月末から9月上旬まで休みにしているので、この空いた時間を有意義に使おう!と、遠征先の変更を検

        • 固定された記事

        遅ればせながら、自己紹介させていただきます。

        • 今までやってきたことを何か形にしようと、本を書いている。おもしろいものを書こうとするとなかなか難しい。勢いで書いた方が気持ちの良い文が書けたりする。 それにしても本を書くとなると、扱う様々な分野のトピックに関して勉強が必要になり、書くよりそちらに時間をとられる。

        • 2022年夏季遠征について(計画変更)

        マガジン

        • Sahara Quest
          7本
        • West Africa Quest
          2本
        • Alaska Quest
          6本
        • 100万円のキャンプ場
          4本

        記事

          2022年夏季遠征について

           今年もこの季節がやってきた。盆地の里山でキャンプ場を経営している僕にとって、夏は暑すぎてお客さんが少ないという理由から、一年のうちで最も休みを取りやすい時期である。まあ自営業なのでいつでも休みは取れるのだけど。今年もキャンプ場は1ヶ月半ほど休業にして遠征に出かける。  昨年のナイル川単独カヤック行からもうすぐ1年が経とうとしている。その遠征記録の投稿は、遥か昔に放り投げてからストップしたままであるが、それは一旦置いておいて。もうそろそろ今年の遠征の準備にとりかからねばなら

          2022年夏季遠征について

          素晴らしき哉、20代!

           ナイル川単独カヤック行の記事がまだまだ途中なので、少し話題が逸れますが、私、青沢タカユキは、先日11/30をもちまして、めでたく30歳の壁を越えまました。  壁を越えるといえば、ナイル川下りでは途中、大きなダムにぶち当たり、カヤックを畳んでダム壁を一心不乱によじ登っていたら警察に捕まり、パスポートを取り上げられ一度連行されましたが、それはさておき、今回の30歳の壁は容易によじ登ることができ、その壁の上から20代を振り返る余裕さえありました。  20代、長いようで短いよう

          素晴らしき哉、20代!

          出発、出艇。

          出発前日 ナイル川単独カヤック行が始まる。スーダンの首都ハルツームを出発する前日に、スタート地点を決めるべく川へ降りれる場所を探した。予めGoogleマップで衛生写真を見ながら、このへんかなあと何箇所か目星をつけ、現地で実際にそこまで行ってみる。  決めたのは、この地図の赤丸地点。左から白ナイル、右から青ナイルが流れてきて合流する場所、ここでナイルは一本の川となる。ここから地中海までが狭義でのナイル川である。現地まで行ってみると、この赤丸の橋の下が川まで降りやすく、周りに人

          出発、出艇。

          再生

          ナイル川単独カヤック行 2000km

          2021年8月にスーダンの首都ハルツームからナイル川下りを開始。国境を越えエジプトへ。 全行程2000kmのうち、スタートから国境までのスーダン部分1600kmのハイライトをまとめたものです! サハラ砂漠を流れる川なので、最初は不毛の地をいくのだと思っていたけど、意外にも川沿いには点々と集落があり、川岸にいる人は僕を見ると何か言いながら手招きしてくれる。アラビア語で挨拶しながら着岸すると、外国人が珍しいからか、たいてい質問攻めにあうのだが、最後には必ず、食べ物は足りているのか?水はあるか?と僕の心配をしてくれる。 物資が豊富とはいえない地で、会ったばかりの、そして別れたらこの先交わることのないであろう外国人の僕に対するその親切心に、胸を打たれっぱなしでした。 #冒険 #アウトドア #カヤック #単独行 #野営

          ナイル川単独カヤック行 2000km

          再生

          ハルツーム 水とガソリン

           スーダンの首都ハルツームに降り立ち、2日間はこの先1ヶ月に向けた準備期間とした。といっても装備や食糧は、飛行機の預け荷物の重量制限ギリギリまで日本で用意したものを持ってきたので、その他に、飛行機に乗せられなかった水や、調理ストーブ用のガソリン、生鮮食品、予備用のライターなどを買い揃えた。 ↑日本から持ち込んだ食糧。この他にナッツやシリアルバー、サプリメントの錠剤を準備した。  今回の計画では物資は無補給で最後まで行くと決めており、途中の町などにも立ち寄るつもりはなかった

          ハルツーム 水とガソリン

          3年半ぶりのアフリカ

          リアルタイムでは、先日日本に帰国しました。帰国後の空港は厳戒態勢で、入国審査にたどり着くまで相当時間がかかりましたが、PCR検査は無事陰性。ただいま自宅にて2週間の自主隔離中です。 ハルツーム空港に降り立つ 空港に着くやいなやアフリカを感じた。トイレが薄暗く汚い。アジアの国々など、街中は汚くても、玄関口である空港は綺麗というパターンは多いのだが、アフリカのマイナー国では、まだまだそこまで洗練されていないことがある。  しかし、この雰囲気が「あぁ、アフリカに戻ってきたのだ」

          3年半ぶりのアフリカ

          こんなご時世にスーダンへ渡航。

           リアルタイムでは、ナイル川単独カヤック行を無事終え、今は日本へ帰国する為に、エチオピアの空港でトランジット中です。安い航空券なので待ち時間が15時間ありますが、この時間で忘れないうちに今回の遠征の顛末を記していきたいと思います。 話は遡ること1ヶ月前  ビザを取り、航空券を買い、渡航用陰性証明書をもらうためのPCR検査を受けた。  コロナ禍の渡航は、このPCR検査の陰性証明がないと、入国はもとより、飛行機に搭乗することさえできない。  それも渡航先の国によって入国条件

          こんなご時世にスーダンへ渡航。

          スーダンへ行くためのビザを取る

          ナイル川カヤック行に向け準備を進める最近。7月末の成田発スーダン行きのフライトを予約し、ようやく程度の良い中古のフォールディングカヤックも購入した。組み立ててみたものの、1週間後から漕ぎ出すのにもかかわらず、まだ水に浮かべてすらいないという計画性のなさ。  それはさておき、先日、在日本スーダン大使館へ観光ビザの申請に行ってきた。今回の渡航目的が観光に該当するのかは怪しいが、ビジネスビザや学生ビザではないことは確かである。ホームページを見る限りビザの申請は受け付けているようで

          スーダンへ行くためのビザを取る

          2021年夏季サハラ砂漠縦断について

           本当は2020年にやるつもりだった、ナイル川カヤック行によるサハラ砂漠縦断。もう全国民が一度は使っている言葉であろうが、「コロナのせいで」渡航できず、「コロナが落ち着いたら」行こうと延期していたが、もうダメだ、僕はもう我慢できないので行く。  冒険家としての活動は、前回のグリーンランドへの遠征が最後であるが、もう2年も前だ。若さが、体力が、この健康でいられる時間がもったいない。この積もり積もった2年分の鬱憤を晴らすべく、あえてサハラ砂漠が1年で1番暑い8月に渡航計画を立て

          2021年夏季サハラ砂漠縦断について

          タンジェの街角で。

           マドリードのリサイクルショップで出会った、古いがカッコいい自転車。この修理が必要な99ユーロの自転車を旅の相棒に決めた。こいつを漕ぎまくって、暑い暑い夏のアンダルシアを縦断し、スペインの南端からジブラルタル海峡を船で越えた。ヨーロッパから海を挟みアフリカ大陸へ。スペインでも色々あったのだが、それはまた別の機会に。  国境の街というのは、人の往来が多く、活気がある反面、どこか危険な香りが漂っていて物騒な雰囲気がある。タンジェいうこのモロッコの港町も例外ではなかった。  ヨ

          タンジェの街角で。

          未知への憧れ

           2011年、おれが19歳の時だ。あてもなく外国でフラフラしていた頃である。世界地図を見る度に気になる場所が2ヵ所あった。  1ヵ所はグリーンランド。世界の果て感漂う異質で巨大な空白地帯のイメージ。勝手にロマンを抱いていた。どうやったらそこに行けるのかも想像できない。荒涼として、極北という言葉がよく似合う。なんとなく最後にたどり着く場所に相応しいと思っていた。  そしてもう1ヵ所が、西アフリカだ。西アフリカというと漠然としているが、マリとかギニアから、ガボンやコンゴなどの

          未知への憧れ

          帰るんだ

           北極圏を出る。1ヶ月前に来た道を、今度は出発した街までまた自転車で引き返す。1日分の食糧を残して目指すのは400km先。途中で食糧を補給できる場所はない。小川が何ヶ所かあったので、水は確保できる。  これは、おれが当時、若さゆえにどんなに愚かであったのかを綴ることで、同じ思いをしないよう今後の教訓として記すもの、自分への戒め、つまり反省文である。  それにしても来た道を帰るのは楽しくない。もうどんな道を通るのかを知っている。特にこの道はずっとアップダウンの連続で、つい1