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息子のプレゼント選びに隠された営業の本質。「顧客のため」を改めて考え直してみた。

昨日、8月15日は終戦記念日と同時に、
わたしの誕生日でもあります。


おかげさまで45歳を迎えることができました。


そんな誕生日だった昨日、
小6の息子が恥ずかしそうに言いました。


「パパ、誕プレ(誕生日プレゼント)あげるわ」


恥ずかしそうにしながらも、
ちょっと得意げな顔でポケットから取り出したのは、
ガチャガチャで売っている、ストリートファイター2の
アクリルスタンド
でした。

息子がくれた、ストリートファイター2のアクリルスタンド


ストリートファイター2は、
1991年に大ヒットした格闘ゲームです。


1992年にスーパーファミコンで発売された当時、
わたしは中1でしたが、指の皮が擦り切れるまで
友人や兄と対戦に明け暮れていました。


わたしは今でもこのゲームが好きで、
最近もSwitchで遊んだりしています。


スシローがコラボしているのをCMで見て、
「行きたいなぁ」なんて言ったりもしていました。


息子はそんなわたしの興味を覚えていて、
ガチャガチャで見つけた時に「コレだ!」と
思って買ったようです。


わたしはそんな息子の気遣いに
とても嬉しい気持ちになりました。


「素敵ですね」、「ほっこりします」
で終わってもよいのですが、
それだと「ただのいい話」で終わります。


それではもったいないので、
今回は営業マンとして営業でよく言われる
「顧客のために」を改めて考える機会として、
この記事を書きました。


ぜひ最後までお付き合いください。




1.顧客理解を深める「リサーチ」の重要性

相手を知るためのリサーチは、
営業において非常に重要です。


リサーチは、単に競合他社を
調べることではありません。


リサーチは顧客を深く理解し、
ニーズや課題を正確に把握するものです。


わたしのプレゼントを選ぶとき息子は、
父親がどんなものに興味があるかを
観察し調べたうえで、行動しています。


営業マンも顧客が何を求めているのかを
観察することが重要です。


リサーチを怠ると、顧客のニーズと
見当違いな提案をしてしまう恐れあります。


間違った提案は顧客のニーズを掴み損ね、
受注の機会を失うことに繋がります。


逆に、しっかりとしたリサーチができた場合は、
営業の成功確率は確実に上がります。


顧客の背景や過去の取引履歴などから、
顧客が何を求めているのかを予測することが
できるからです。


息子がわたしの好みをリサーチし、
プレゼントを選んでくれた結果、
わたしは非常に感動しました。


同じように、営業マンがリサーチを元に
的確な提案を行えば、顧客の心を掴むことができます。


リサーチは、ただの情報収集ではなく、
相手を理解し、期待に応えるための重要な手段です。


営業マンとして成功するためには、
息子がしたように、相手の興味関心を知り、
その理解に基づいて行動することが求められます。


顧客を思いやる心を持ち、
なにを必要としているかリサーチを行うことで、
より良い提案を提供することができます。


その結果、信頼される営業マンになることができます。



2.息子のプレゼントから学んだ営業の本質

営業では、テクニックやノウハウが注目を集めます。


しかし、営業の本質はシンプルかもしれません。


それは「顧客への愛」、
つまり「顧客に興味関心を持つこと」です。


息子からの誕生日プレゼントを通じて、
この本質を再認識しました。


息子はわたしの趣味や好みを観察し、
それに基づいてわたしが喜ぶプレゼントを
選んでくれたのです。


この行動こそ、優れた営業の縮図と言えます。


リサーチは単なるデータ収集ではありません。


顧客を深く理解し、
その真のニーズを把握することです。


そのためには顧客との対話をすることで、
課題に対して純粋な興味を持つ必要があります。


営業のテクニックやノウハウは、
それはそれで必要です。


しかし、それらは顧客への深い理解という
土台の上に成り立つものです。


顧客への興味がなければ、
どんなに優れた手法も小手先だけのものと
なってしまいます。


営業マンが「顧客への愛」を持つことで、
単に製品やサービスを売るだけではない、
持続可能なビジネスにつながります。


それこそが、真に効果的な営業の鍵です。


息子の思いやりある行動から、
わたしは改めてこの本質を学びました。


営業の本質は、結局のところ、
対人間同士の深い理解と共感にあるのです。


この視点を持ち続けられれば、営業は深みを増し続け、
真の価値を生み出すことができると信じています。


この機会をくれた息子に、改めて感謝をしたいと思います。

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