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信号を守り続ける

携帯電話を学校に持ってきてはいけない。

私の通っていた高校の校則のひとつです(今は変わったようですが)。

私は校則が大好きでした。

何かを制限されることによって、
みんなと同じ空間で過ごしていることを感じられるからです。

いつもおとなしいあの子も、
私を少し嫌っているあの子も、
いつも仲良くお話しているあの子も、

みんなみんな
携帯を持ってきてはいけない。

内緒で携帯を持ってきていたあの子も、
そのルールを課せられているという点ではみんなと同じ。

そして私もみんなと同じ。
みんな同じだからこそ、私はとりあえずここに生きていても大丈夫かも。
ルールがあることによって、私は自分の居場所が認められたような気持ちになっていました。
だから、法が好きです。

私はものごとを善悪で判断することが苦手です。
「よいこと」も「わるいこと」も誰かの「都合」にとっての
「よいこと」「わるいこと」であって、
それをすべての人に当てはめて考えると、誰かを傷つけそうな気がするからです。

でも!それを考え始めると、なんにも定義できなくなります。
自分が「いい」人なのか「わるい」人なのかよくわからなくなって、
心が不安定なときは、より不安定になります。
自分の居場所がわからなくなります。

そんなとき、法が、ルールが、私を支えてくれたりします。
ルールって、何が「いい」とか「わるい」とか言わず、
ただみんなに共通の課題を出してくれる。
共通の「居場所」をつくってくれる。

だから私は、自分がここにいたい!と思った居場所のルールを好きになります。
大切にします。

ちなみに勉強もダイエットもあんまり継続しない私が、
生まれてから唯一継続しているのが

「信号を守ること」

です。
これは私がここにいたい!と思った居場所のルールのひとつです。
これからも大切にします!(^▽^)/


あおぴー