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幸せな雪になれ

女の顔なら
かなしい顔しか
見た覚えがない

ガキん頃からの不幸
染み付いているからなのか
どうも上手く
幸せには持っていけず

「俺の分まで、幸せになってくれ」
って告げるのが精一杯
だからクリスマスの晩なんか
女といたためしもない

そんな侘びしさの塊みたいな
おいらのクリスマスナイトに
せめて降る雪よ
笑ってくれ
降る雪があるのなら

そして幸せそうに
舞い落ちれ
乾いた俺の頬っぺたへと

女の顔なら
かなしい顔しか
見た覚えがない

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