(詩)主よ、人の望みの喜びよ
神様は自分が創ったものが好き
特に人間が好き
神様は人が一番好き
神様は人を愛している
それは親の愛であり
恋人の愛でもあり
じゃ、なんで神様は
人をいじめるかって?
出来の悪い子ほどかわいい
かわいい子には旅をさせろって
言うじゃない?
獅子は我が子を千尋の谷に落とす
とも言うしね
言うしねって、なんだよ、それ?
訳、分かんない
神様はわざと人を地獄に落とすってか
冗談言うなよ、冗談じゃねえ
神様なんて
ただのペテン師じゃねえか
でも
主よ、人の望みの喜びよ
もしも神様がいなかったら
この世は本当の地獄
神様は最後の救い
この暗黒世界の唯一の希望
神様は待っている
ただひたすら待っている
わたしはここにいる
わたしはここにいるよ
ほら、きみのすぐそばに
わたしがきみを救ってあげる
きみに一番
ぴったりのやり方で
だからわたしは待っている
きみがわたしに向かって
微笑み返す時を
きみと分から合った
いくせんのいたみと涙と共に