(詩)ジュークボックス

(1)
きみと出会った夏の
ジュークボックスがあるならほしい

はらはら、どきどき
どんな曲が流れて来るか分からない
ふたりの恋も
まるでジュークボックスみたいな
恋だったね

(2)
恋の数だけラヴソングがある
ラヴソングの数だけ恋もある
世界は恋の花でいっぱい

恋の数だけ涙がある
涙の数だけ恋もある

ラヴソングの数だけ
捨てた女がいて
ラヴソングの数だけ
忘れた女がいて
ラヴソングの数だけ
忘れられない女が……なんてね

今宵も世界のどこかの
ジュークボックスから
ラヴソングが流れる

だけど
世界中のラヴソング
かき集めても
好きなのは、きみだけ

(3)
まるで
あの頃の
ぼくたち

ラヴソングの
ジュークボックス
の中にいた
みたいだったね

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