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「半空」さんで出会った驚きの本
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「半空」(なかぞら)というカフェバーが高松市瓦町にあります。珈琲、音楽、そして本がテーマの人気店です。オーナーが非常に読書好きなかたで、お店の入口にもこのように文学からの引用がさりげなく飾られています。
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店内は所狭しと本が並べられており、ジャンルも多種多様。訪れた人は思い思いの本を手にとって、ゆったりとした時間を楽しむことが出来る…。ちょっと他には存在しないような、独特の空間がここにはあります。
私がお店を訪れた理由…隠しても仕方ないので白状しますが、「半空」さんは『半空文学賞』という民間の文学賞を主催されてまして、とても人気があるんですね。その応募原稿を持ち込みに行ったのです。
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今年でもう八回目を迎える賞で、これまでにことでん、丸亀城、総本山善通寺などと協力して作品募集を行っておられます。ずいぶん久しぶりに小説をまた書き始めたので、気力のあるうちに挑戦してみようかなと思い立った次第です。
郵送でOKなんですが、やっぱり一度は行ってみたいじゃないですか。店長さんに原稿をお渡しして、ブレンドコーヒーを注文して、ゆっくりくつろがせていただきました。
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で、やっぱり「半空」に来たからには、お店の本を手にとって読んでみたい。何にしようかと自分の目の前の本の眺めてみると…あれ?
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談志師匠や志ん生師匠の本があるじゃないですか。
これは良いなと手に取ったところ…。
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天に生い茂る付箋の森
オーナーさんがお客様との対話などで役立つ部分を参考にされているということですが…それにしてもこの付箋の数には圧倒されますよね。ビジュアルだけでいかに談志師匠をリスペクトされてるかわかります。
店長さんによると、お店で落語を流すこともあるそうです。立川談志師匠という唯一無二の存在が、いかに人々に影響を与えて続けているかあらためて思い知らされました。落語、すごい。落語家、すごい。
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談志師匠の自伝としては一番新しい本のようです。読んでみます。珈琲は香り高くとても美味しかった。半空、また訪れたい場所です。