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二ノ宮博之 写画流展 に行ってきました


かまどホールで「二ノ宮博之 写画流展」を見てきました。二ノ宮さんは地元・香川の風景を撮り続けている写真家の方で、80歳を超えておられますが精力的に活動なさってます。

気になるのがこの「写画流」という造語。なんと読むかというと、

写画流《しゃがーる》


でございます。う~ん昭和レトロの香り!茶恋路 ちゃれんじとか来夢来人らいむらいと とかああいう感じ!でもこれすごく良いんですよ。だって絶対覚えるじゃないですか。侮れないんですよ当て字って。

で、「写画流」とはなんぞや?というと…これがとても面白くて、「撮影した写真を阿波和紙に焼き付けること」だそうです。この独自の工法を「写画流」と二ノ宮さんは名付けたそうなんですね。

撮影OKだったので実際に見てみましょう。



三豊市の名所・紫雲出山の風景です。これをよく見ると…。

絵画のように桜が浮き立つ不思議。普通なら光沢のある印画紙に焼き付けるわけですが、あえて和紙にすることで独特の味わいに仕上がるのですね。


讃岐ダイヤモンド富士!


おなじみの風景が独特の世界に



和紙のキャンバスってのがまた良いんですよね。





この何とも言えない淡くて印象的な作品群。秘密はやはり和紙の凹凸なんでしょう。これが写真に作用して他にない世界を形作ってるように見えます。

ギャラリーに二ノ宮さんがいらっしゃたので少しお話させていただいたのですが、こういう素敵な一瞬を撮るのにその場でどのくらいかかるのですか?とお聞きしたんですが、「16年くらいかけてきたからです」と答えてくださいました。

そりゃあ、そうですよね。上手く撮れる時もあれば、撮れない時もある。一作一作でなく、一日一日が全て積み重なってるんですよね。嗚呼、学ぶことが多すぎる。二ノ宮さんありがとうございました。これからも沢山撮ってください。

入場料300円かかりますがお土産に外国で撮られた素敵なポストカード等をいただいて大満足。「二ノ宮博之 写画流展」は2/24まで坂出市のかまどホールにて開催中です。

写画流しゃがーる


覚えましたね?😏