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SATCで学ぼう!政治と恋愛と男の性癖
言わずと知れた大ヒット海外ドラマ
「sex and the city 」の神回をピックアップして
自分自身のストーリー作りの勉強としています。
10月27日、衆院選もあったことだし、
タイムリーな(?)回を紹介します。
シーズン3 第2話 恋の本音とタテマエ
キャリーは前話で出会った政治家ビルと交際をはじめた。
彼は政治オタク、キャリーはファッションオタク…ということで
一見意外なカップルだけど、共通点がわりと多くてうまくいっている。
キャリーはファーストレディを気取ってノリノリで
ビルの応援をかって出ているところが(打算的で)
おもしろい。
どんどんビルとの恋愛にのめり込んでいく…
だけど、ビルの性癖がどうしても受け入れられない!
その性癖というのは、
「セックスのとき、オ○ッコをかけてくれ」
というもの………!!!
シャーロットは、どうしても結婚相手を見つけたくて躍起に
なっている。
そしてたまたま出会ったカップルに、
出会いのきっかけを教えてもらう、
そのきっかけとは、「元カレ元カノパーティー」。
パーティーに元恋人をつれていき、
それぞれの元恋人たちとマッチングするという。
さっそくシャーロットも元カレ元カノパーティーを
主催する。
でも、いい感じになった相手は
元彼女と元サヤになり、結局当て馬にされた
だけで終わった。
サマンサは、バーでジェフという男と出会い、
意気投合する。
しかし、ジェフの身長はサマンサの半分しかない
低身長の小男だった。
背の低い男とは付き合えない!とサマンサは突っぱねる。
しかし背が低くても態度はでかく、自信満々のジェフは
見事サマンサのハートを射止めるのであった。
ミランダは元カレのスティーブと再びいい感じ。
優しいスティーブとの関係はやすらぐけど、
刺激は足りなくて、「本当にカレでいいのかな?」と
ゆらぐ。
まっすぐなスティーブに対し、嬉しいやらとまどうやら。
シーズン1~6まで、どれもおもしろいんだけど、
特にこの辺あたりが毎回神がかっていると思う。
毎回惜しげもないほどの
エピソードの多さ、ネタの濃さ。
毎回言うけど、
これだけの濃いネタを一話の中に詰め込めるって
本当にすごいことですよ。
女性向けの恋愛ドラマのはずなのに、
「え?いいの?そのネタ…」と
ビックリしてしまう。
そしてやっぱり、
ここには「共感」とかいう生ぬるいものは存在せず、
「まさか」「マジで?」のオンパレードで
見終わったあとには妙に納得させられてしまっている。
他にも好きなネタはこれ。
ビルの政治資金集めパーティーで
スタンフォードが、ビルの秘書(男性)を見て
「あの人、絶対ゲイよ、紹介して」と
キャリーに頼むが、
秘書はスタンフォードではなく
隣にいた金髪マッチョの男を紹介してほしいと
キャリーに頼む。
そこでキャリーはスタンフォードを傷つけずに
何と言って納得してもらうかを考える。
「私も政治がうまくなったものだ」
というまるで4コマ漫画のようなネタ。
政治=駆け引き
というストーリーの骨格となるテーマを駆使して
滑稽、だけどオシャレな物語に仕上がっている、
この回は本当によくできているし
何回見てもおもしろい。
話を政治家ビルの性癖についてに
戻します。
普通、「そりゃあ無理でしょ」となるけど…。
キャリーはビルの「オ○ッコかけてくれ」という
望みを「政治的」に回避し、
穏便に平和的に解決しようと試みる。
しかし、その気持ちを察して
ビルは、あろうことか自分の性癖は
棚にあげて、キャリーのセックスのコラムについて
難癖をつけはじめる。(この辺も政治的なのか?俺は悪くないよ?的な…)
もちろんビルへの気持ちは冷める。
そしてキャリーらしい復讐をして
(コラムのネタにする)
この恋愛は幕を閉じる。
爽快なラスト!
実際のリアルな話だったら
政治家を射止めたら、それくらいの性癖は
大目に見て受け入れちゃう…っていう
打算的な女のほうが多いんじゃないかな?
金も地位も名誉もあるしね。
リアルに政治家の妻という地位を
手にいれたいという女であれば
それくらいできちゃうよ、きっと。
キャリーはそこまでは受け入れられなかった
ってとこが、このお話で実はすごい
大きなメッセージが含まれているんじゃないかな
と私は(勝手に)思う。
打算的な恋愛は結局長続きしなかった…ていうところが
このドラマのいいところ。
恋愛でうまいこといい男(イケメンであるとか金持ち
であるとか)といい関係を続けていくには
駆け引きやテクニック、が必要だ。
そして多少自分の信念を曲げてでも
相手に合わせることだって必要…
というのはどの時代もきっと同じ。
女性だったら、特にね。
それが「賢い女性」とか言われがち。
でも、絶対に自分自身は捨てちゃいけないし
自分自身であることを手放していけない。
相変わらず、かわいそうな女にはならない、
被害者にはならない、我慢はしない
恋愛はするけど男のために自分は曲げない。
男のために生きてるんじゃない。
そんなキャリーたちは素晴らしい。
自分らしく生きよう!
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