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文学フリマ京都8終了しました。売った本買った本感想など

1月14日(日) 文学フリマ京都8が無事終了しました~。
当日の様子や買った本の感想などを綴っていこうとおもいます!

京都ももう8回目かぁ(しみじみ)

私のブースはこんな感じ。
今回の新刊は「名古屋にいってきたはなし」。
あとは大阪でも販売した「大阪駅前ビルでビル呑みしよう!」です。
他はブローチやポストカードなどグッズも。

会場に到着したのは10時過ぎ。
すごい行列!出店者多いな~と思い並ぶと
そこは一般来場者の列だった…。
危ないとこだった(ここに並んだままだと11時まで入れないよ!)
慌てて出店者の列に移動するとすぐに入れました。
(そりゃそうだ)
しかし…
よく考えてると、一般の人たちがあんなに並んでいたとは。
1時間くらい並ぶの?
文フリに?
と、毎年ますます人気が出てくる文学フリマに
ちょっとビビってる…。

私は1回目の京都から毎年出店してるので
私も京都8回目なのだ。

1回目の時のことは今でも覚えてる。
200円のピノコプレスが7冊しか売れなかったんだよな~
みんな素通り。手にも取ってくれない。
こんなに自分の本を売るのって難しいんだ…。
と、帰りにマクドに寄ってガッカリしていた日のことを
思い出す。キャリーの中にはぎっしりと売れ残った本。
私はこの日のことを忘れない。

と、昔のことはおいといて。
着いたらさっそく設営。
めんどくさいな~とも思うけど、やりはじめると夢中になりますね、設営って楽しい。

京都でも大阪駅前ビルはわりと人気だった。


大阪では勢いよく売れた「大阪駅前ビルでビル呑みしよう!」
だけど、果たして京都では?
と心配していましたが、
結構大阪駅前ビルの知名度は高く、
通りががる人にたびたび
「ちょ、大阪駅前ビルって~www 」
て感じで足をとめてもらえました。

思った通り、みんななんとなく知ってる
大阪駅前ビルのことを、わざわざ書く人はいないのだ。
(わざわざ書く私はやっぱり変な人)
なので「やばい~」とか「うける~」て
感じで若い人にもウケたようです。

大阪駅前ビルは知ってるけど、行ったことないとか
いつも同じ店にしかいかないとか
迷子になる、とか、ちょうど行く予定してる、とか。

ああ…大阪駅前ビルのことを書いてよかった…
本当に、よかった…ありがとう…
と、なにかの神に感謝する瞬間がたくさん
ありました。

名古屋の方も、売れ行きはよく
次々を手にとってくれてお買い上げいただきました。
(名古屋も、ありがとう!)

と、いうわけでどちらも時間内で完売。
グッズは期待してなかったのですが
ちらほら手にとってくれて買ってくださる方も
あらわれて、完売ではないけど
まあまあいい感じに旅立っていきました。

8年前は全然売れなかった。
でも、何年も続けていると
ちゃんと誰かに届くようになる。
ということを実感しています。

以前はなんで売れなかったのかな?と思い起こし考えて
みると…。
今よりも出店数も来場者数も
少ない…ということはあまり関係ありません。
(でも、文フリの人気、認知度が上がってきたということには
大いに恩恵を受けています)
それよりも…。

本自体が雑。お金を払ってでも
ほしいという代物ではなかったということ。

内容も、自分が好きだから書いてるだけの
ほぼ落書き。
これは…いくら安くてもいりませんよね…。
(それでも買ってくださった方、本当にすみません。ありがとうございました!)


そして私はどこかで「一応プロなんだして…」という
気持ちがあった。
プロがこうやってノーギャラで書いてるんだから、
ちょっとくらい雑でもいいでしょ、みたいな…。
とんでもない傲りの気持ちがきっと全体的に
現れていたんでしょうね。

プロといったって、ただうまいこと出版社から漫画の仕事をもらっているだけで、
人気があるわけでもない。ファンがいるわけでもない。


こういう場所に出店するからには
いつもの仕事の何倍もの労力を使い、「好き」と「自分らしさ」を
いつも以上に表現しなくてはならない。
と、
今では思っています。

今まで何をやってきたかなんて関係なく、
ただ、目の前に並べた本を
読みたいと思ってくれるかどうか、
それだけが重要なんです。
それが文学フリマ。

…とかいいながら、「大阪駅前ビル」なんて
誰でも興味わきそうなテーマで書くから
買ってもらえてるんだけど…(笑)ズルいな~私…。
完売したからって調子のってちゃいけない!
売れたのは私ではなく大阪駅前ビルのおかげなんだから!
といつも自分を戒めて
「ありがとう大阪駅前ビル!」と感謝の気持ちを忘れずに
いようと思います。
(また売れなくなったら悲しいから)

とにかく、たくさん買ってもらえたし、お買い物もした。
文フリ仲間とも会えて話をすることができた。
もう8年前の私ではない。
マクドでガッカリするなんてことはない。

終了後には超うまいビールを飲むんだ!

その前に…

前々から行こうと思っていた
がま口屋さんへ。

二つ買いました。

三条駅から会場までの通り道にあるんですよ、
めっちゃかわいいお店がぁ~!

数年前の文フリの帰りにも一つ買って、
それはだいぶ古くなってきたので
新しいのがほしかった!
無事かわいい子をゲット!

ようやくビールです。


うまい!うますぎる!

今回は一人参加だったので、打ち上げはひっそりと。
前日は実家に泊まっていて、この日はメタクソ疲れることは
わかっていて、家までたどり着ける自信がなかったので
帰り道にあるホテルに泊まりました。

お風呂も広いし、フットマッサージャーが備え付けてあった!
助かる!

荷物をおいて、サイゼリヤにでも行くか?と
迷ったけど、結局コンビニでよさげなものを
選んで一人で乾杯。

幸せの味~

ホテルで部屋飲みも最高!

文フリのあとのビールは死ぬほどうまいぞ。


そしてコメダへ


朝はトーストにトーストがつく謎のシステム

ホテルでも少し文フリで買った本を読んでたけど
疲れていたので、すぐに寝てしまいました。
なので次の朝、コメダにいって、なるべく
文フリの興奮が冷めやらぬうちに
読んでおくことに。

お腹がすいていたので、ミックストーストを注文しましたが…

(コメダでのこのあとのことは今度漫画にしますので省略します)


文学フリマで買った本


それでは今回買った本を紹介していきたいとおもいます!

Poohllaさん Perrotto

イラストレーターぷーりあさんのイラスト&エッセイ集です。
めっちゃかわいい!!
今回のは食べ物特集で、みんな美味しそうで
食べたくなりました。
イラストもかわいいし本もかわいいです。
しおりも購入しました。
で、ブースも全部かわいかった。
このセンスの良さと丁寧さを私も見習わなければ~!と
いつも思います。
妹さんといっしょに出店されていて、
偶然、妹さんが私の名古屋本を買いにきて
くれてたんですよ~
姉妹で買いに来てくれて嬉しい!

大島春紫さん 買ってよかった使ってよかった2023

ご実家の敷地内に小屋を建ててクリエイティブな暮らしを
実践されている春紫さんの折り本。
夏に購入したフリーペーパーをまとめたZINEが
めっちゃ良かったので、今回も迷わず購入!
センスの良さがにじみ出ています。
かっこいい!





まろりぬさん(プラマイエヌ) SNSでは書けなかった感想群 渡せなかったラブレター

伝説のZINE「18歳未満では行けないお店に行ってきた話」の
まろりぬさん。以来ずっと大好きです。
今回のエッセイもおもしろかった。
いつも説得力のある文章で引き込まれます。



物書きセラピストりなさん 恋愛相談

現役メンエス嬢りなさん、大阪に続き今回も
グレードアップして出店されていました。
しかも素敵なお着物。お似合いでした。
ブースに行くと、「はい、お手紙」と、
なんと私に手書きの葉書を用意してくれてました!
きゃあ~!こ、これがメンエス嬢の手口か!?(笑)
こうやって指名を増やしていくのか!?(笑)





両目洞窟人間さん 両目猫舌通信vol.6

とてもいい感じの短編小説集。
特に名古屋さんのお話が心に残ります。
あと、この方の小説は女性が主人公でも違和感がなくて
心底優しい方なんだなー、と感じます。

早高叶さん 人形参り

ホラー長編小説。
人形にまつわる恐ろしい家の風習、
最初から謎だらけでワクワクします。
大阪のときの早高さんの短編集を購入して
おもしろくて好きなタイプの小説だったので
今回も購入しました。


文学フリマは、「文学」っていうだけあって
小説のカテゴリーのブースが多いみたいです。
ていうか、ほとんど?

私もはじめて出店した頃は
自作の小説をいくつかもっていきましたが、
「小説って売れないよなー、ていうか私の小説なんて
読みたい人おるんか?」と
自信なくなって、最近は小説は売ってません。
ていうか書いてません…。

なので、文フリで小説で勝負できる人って
めっちゃ尊敬してしまいます。

しかも、早高さんも、両目洞窟人間さんも
人気がありそうで、ますますスゴいな~と
思います。

こうやって個人的に書いて販売する文フリという
スタイルはこれからの新しい創作の時代の幕開けを
象徴しているような…。

偶然ですが、早高さんが以前在籍していた
小説を書く学校(大阪文学学校)に、
私も一時在籍していました。
(しかも、たぶん時期も被ってる)

小説を書くということは、漫画を描くことと
似ている部分もあるけど、全然違って、
すごくしんどいです。
でも、挑戦するだけの価値があると思っているので、
なかなか書けないけど、また私も書いていきたいな!


改めて、文フリマ最高

ブースの数が多すぎて、偶然奇跡的に自分好みの本を
出会う…なんてことは無さそうです。
いつもだけど、自分の本を売ることに必死になって
しまうので、他のブースを回る時間は
あまりありません。
なので今回は、大阪の時に購入して「好きだな~他のも読みたいな~」という方のブースだけを狙って行ったという感じでした。

それでも、じわじわと文フリ仲間っぽい人も増えてきて
本当に、本当に、嬉しい。もっとほしい!文フリ仲間!

次回は9月の大阪かな?

次は何をテーマにしよう…。
(「酒」がからむことだけは決まっている)

こんな私にも夢中になれる場所を作っていただいて…
運営の方には本当に感謝しています。
ありがとうございます。

ぴのこ堂はこれからも文フリに出店し続けます!





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