Am I guided by blue?
自宅療養9日目。6:30起床。今日も長い一日が始まった。足の痛みはほぼ無くなってきたが、おそらく筋肉痛になっている。あとは違和感。今までは傷口や腫れによる痛みが優先して、足首に埋められたボルトやプレートの違和感を隠していた。それが消えそうないま、違和感が際立ってきた。体の内側で気味悪さを発揮してきた。
久しぶりに観葉植物に水をやる。あれだけ元気だった植物も、1カ月手入れしなかったので、ほぼ枯れてしまった。残った数鉢でも生き延びてほしいが、土をいじったり栄養を補給したりと、細かいケアまでは追いつかない。あと一週間耐えてもらえば立つことができる。それまで頑張ってほしい。
体が重い。体重は減っているはずだが体が重いのは筋力が低下してきたからか。足ばかりに気を取られていたが、よく考えれば日常的な動きが制限されている以上、上半身の筋力が衰えて、そらが重みを増しているのだろう。とはいえ、このダルさにもにた重さは心地悪いではなく辛いに変わってきている。上半身の筋トレも行っていこう。
『オラクル・ナイト』(ポールオースター)が届く。同時に青いシステム手帳も。いずれも衝動買いだ。何となくポールオースターを読みたくなっていろいろ調べていたら、この本のあらすじに記されていた文章に引っかかる。
重病から生還した34歳の作家シドニーはリハビリのためにブルックリンの街を歩き始め、不思議な文具店で魅入られたようにブルーのノートを買う。そこに書き始めた小説は…
これでこの本を買うと決めたのだが、本が面白そうという理由ではない。怪我をしてから本をたくさん読むようになり(何せ暇だから)そうするとメモの数も増える。すると今まで使っていたバイブルサイズの手帳だと書き写すたびに大げさ感が出て違和感があった。サッと手に取れてすぐ記録できるミニ6サイズの手帳が欲しくなっていたのだ。
ブルーのシステム手帳は定番ではあるが、自分はあまり縁がなかった。そうだブルーがあった!1カ月前に買ったウォータマンのボールペンを合わせたらきっと素敵になる!と思って。オースターの本は意識無意識の狭間で浮いていた『新しい手帳が欲しい』のトリガーになったに過ぎない。とすれば『望めば叶う』というのは本当かもしれない。『青いボールペン』『あらすじや表紙に青が使われている本』『青い手帳』
つまりは1カ月前から『青へのモードチェンジ』が始まっていたのだと考えると、この青は何に導き出されてきたのだろう。その真意を知りたい。いま思い出したがアラビアの食器もブルーだった。普段なら手に取らないデザインの。とにかく不思議だ。