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うちで踊ろう ~推しのVtuberのDJデビューを見守ってきた~ 音Line DistANCE レポート
昨今のあれこれでバーチャルアーティストたちのイベント開催にも影響が出ている(バーチャルなのに?って思われる方もいるかも知れませんが…)なか、ファン側としても感想を書くイベントが無く(実際にはVtuberなら日々の配信などがあるのでそれを書けばいい話なのだが)何か書いておくのもいいかなと思って筆を執っている。
バーチャルシーンでは多くのVtuberたちが変わらず日々配信をしているが、Vの音楽の方はどうなのか?
ということで最近開催されることの増えたオンライン上での音楽ライブイベントのひとつである5月6日に開催された音LineDistANCEに参加した感想を書き殴っていきたい。
Vのライブイベントに行きまくっていたのが急にゼロになってしまい暇を持て余していたVのオタクはふと、Vの音楽を掛けまくってくれるオンラインイベント(しかも推しVtuberのひとりである紡音れいがDJとして参加する!!)が開催されることをTwitterで知り、さっそく繰り出しました(といっても家から)
イベントの名前は音LineDistANCE(公式ハッシュタグは音D)。ソーシャルディスタンスをしっかり意識したイベント名をしている。えらい。
元々バーチャルアーティストの中にはクラブ・ミュージックとのタイアップを積極的に進めていた個人やグループもいくらかいたこともあったり、アニソンと同じくクラブ・ミュージックとの親和性がそもそも高かったりと、ここ最近では配信でのバーチャルアーティスト楽曲を使ったDJイベントが頻繁に開催されている。今回のような配信形式のライブはバーチャルアーティストのもつ自由度の高い映像演出とDJのプレイが合わさった新しいタイプのイベントだ(当然現場の臨場感、音の震え、周りの仲間たちの熱狂にまさるものはないと前置きはしておく)オタク、はやく現場いきたい(本音)
DJパルム
パレプロのオタク絶対殺すマン
今回は6組のDJが交代で用意した楽曲を繰り出すリレー形式でのプレイとなる。スタートはDJパルムの江戸レナ/Super Duperからだ。江戸レナの楽曲は独特の雰囲気とパワーをもった物が多く、SuperDuperもそうだ。“えどれなりん”マックスでこのライブはスタートダッシュを切る。
DJパルムのプレイでは「PaletteProject楽曲全部掛けてくんで!!」という驚愕のセトリに度肝を抜かされた(このあとも度肝を抜かされっぱなしになるのだが)。その中には未公開の楽曲も含まれていたりと、パレプロのオタクにとっては至福の時間となったに違いない。
公式全面協力により楽曲のMVも使用されていて、パレプロメンバーの間に挟まれて踊るDJパルムも実質パレプロメンバーのようだった。
コメント欄にはパレプロのメンバーも現れており、最高の盛り上がりを見せていた。
YACA IN DA HOUSE
名トラックメイカーの絶妙な安心感
ワニのヤカと広報DJ垣間のプレイはIN THE HOUSEからお送りされます。
ここまでとは打って変わって落ち着いたオシャレな楽曲が繰り出される。ワニのヤカさん自身の楽曲自体が深夜のドライブで聴きたいオシャレなものが多く、今回のプレイでも様々なアーティストの楽曲からチョイスされたとびきりオシャレな楽曲が繰り出されていた。もちろん、ヤカさん自身の楽曲を本人がプレイするシーンも見られた。
特別出演の広報担当垣間さんの動きもかわいらしく、視覚的にも楽しんで見られた
紡音れい
あの、本当に初DJですか?
この日の一番のお目当ての出番がやってきた。正直、初心者DJのプレイであそこまで熱狂させられると思っていなかった。
Vオタクでもある本人の好きな曲を詰め込んだセットリスト…それがVのオタクに刺さらないはずがなかった。前トークのBGMに流していたDANCE is the answerを「…聴いてけ」という呟きとともにそのまま1stプレイ楽曲として繋いだ時点でもう惚れそうだった。
楽曲はとにかくVアーティストのアンセムをメドレー形式でとにかく繋いでいくという方式をとっており、オタクとしては最高以外の何者でもなかった。「お前最高だよ…」しか言ってなかった気がする。
彼女のラストプレイ楽曲であるBOOGEY VOXX のD.I.Y.は5/9リリース楽曲の先行公開となっており、楽曲自体のクオリティも相まって最高の盛り上がりを見せた。マジで初心者ってなんなんだ…?
紡音れい本人の楽曲、それから本人が激推ししているブギボの楽曲もそれぞれ最高にカッコいいのでぜひ聴いてください。
🛠初MV公開🛠
— BOOGEY VOXX -Official- (@_BOOGEY_VOXX_) May 8, 2020
D.I.Y. / BOOGEY VOXXhttps://t.co/xHl7EOVPIJ
🔩@Fra_BGV @Ci_BGV☯️
▼BUYhttps://t.co/bIfcLrS883
Words:BOOGEY VOXX & 七条レタス
Beats:D.watt @wattchan
Mix:K's @kokorobeats
Illust:syuri22 @syuri22
Mov dir.:あるきょー @arukuseikyouiku #BGV#ぶぎぼのうた pic.twitter.com/fFuWvgtOHu
今だから冷静な話ができるが、バーチャルの肉体でもDJプレイができる。かわいくてカッコいい。いい時代になったなぁ…と。
DJ tempura
最高のオタク、てんぷらDJアゲ太郎
TEMPLIMEといえば星宮ととを始め、様々なバーチャルアーティストに楽曲提供を行っているユニットだ。彼はそのメンバーの1人であり、オタクだ。
Vだけでなくアニメ、ボカロ、東方など、オタク全てに刺さるセットリストに鳥肌が立ちっぱなしだった(個人的に坂本真綾のプラチナがかかった辺りで床にされた)。
そしてやはり特筆すべきは本家本元によるネオンライトのリワインドだろう。コメントもネオンライト構文に埋め尽くされていて、ある意味現場のライブよりやかましかった。現場の臨場感もいいけど、コメントの盛り上がりも捨てたもんじゃない。最高。
DJ REDALiCE
巷で一番のホロライブおじさん
実際は前のtempuraのプレイのラストから乱入してきていたおじさんである。
普段は音ゲーム楽曲を中心に楽曲作成をしているこの素晴らしいDJも今日ばかりはホロライブ全力推しおじさんと化した。恐らく翌日の朝ココで見た方もいらっしゃろうだろう。
ぺこらっぷから始まるホロライブメンバーの音MAD風リミックス、そしてホロライブ楽曲を織り交ぜたプレイにホロライブのオタクである自分もご満悦だった。
中盤に入った白上フブキちゃんの棺桶ダンスが個人的に最高だったが、これが後に続くDJネスさんの楽曲と奇跡的な被りを起こしてしまったのには流石に笑った。
キラメキライダー☆のRemix、最高じゃないですか…?これどこで買えるんですか…?
DJ ネス
今回のイベントの仕掛け役
僕の番はきません。
— ネス@RAB(リアルアキバボーイズ) (@RAB_nesu45) May 6, 2020
もうダメです。#音D
どれだけ強い曲揃えて綺麗に繋いでももこれには勝てんわ。#音D
— ネス@RAB(リアルアキバボーイズ) (@RAB_nesu45) May 6, 2020
自らのパートを控えこうツイートしてたので1ミリくらい心配してましたが、なんのことはない、トリにふさわしい最高のDJを魅せてくれた。
開幕はBOOGEY VOXXによるVR(KMNZ)のカヴァーから始まり、Astronomiaへ繋ぐ。まさかのこの楽曲が直前のDJ REDARiCEの白上フブキの棺桶ダンスと丸被りしてしまうことになるとは誰が予想できただろうか。案の定コメント欄は笑いに包まれた。そしてOverb Soulから懐かしのアニソンメドレーへ繋いでいく。正直(古の)オタクとしては最高のセトリだ。Vtuber目当てで来たが良いものを聴くことが出来て本当に良かった。HIMEHINA、花譜、YuNi、天神子兎音、somunia、戌亥とこ、ミライアカリ、ホロライブ、えのぐ…といった誰もが聴いたことのあるバーチャルアーティスト楽曲のよくばりセット的なメドレー。そしてリリースされたばかりのTEMPLIME+星宮ととによるCloud Diver。このアルバムもとても良い楽曲が揃っているのでぜひ聴いていただきたい。
星宮とと+TEMPLIME 1st Album🎧
— 星宮とと (@hoshimiya_toto) May 5, 2020
“クラウドダイバー” 全12曲 XFD
自信作なのでみんなで名盤にしてほしい🙏
お願いします!
youtube(XFD) : https://t.co/cMqdtqNWxP
iTunes : https://t.co/qKUt4lmIl6
Bandcamp : https://t.co/rXFw3p1VcU
Amazon : https://t.co/wupoFMJw8f#クラウドダイバー pic.twitter.com/pO5esFYvpn
そして「次でラストの曲です」のトークから始まった富士葵のエールアンドエールと、ときのそらのフレーフレーLOVEというそらあおコンビによる「Vの応援歌」のメドレーという最強の〆方。本当に最高でした。お前が一番だ。
新たな音楽との出会いのきっかけに
今回のイベントでは配信という形態の強みを生かして、画面端の小窓にプレイ中の楽曲名・アーティスト名が表示されるという細かいポイントでめちゃくちゃ気が利いていてよかった。知らない楽曲が流れてもすぐに調べることが出来る。映像演出も配信画面に乗せることが出来るので、より迫力のある絵面を表現できるのも強みだ。
自分も、「名前は聞いたことがあるけど楽曲を聴いたことがなかった」という曲がチラホラあったのでこういう機会があることは大変たすかる。
今回のライブ配信の終わりには6月26日に第二回の開催も告知された。
【 特 報 】
— 音Line_DistANCEは6月26日(金) (@OnLine_DistANCE) May 6, 2020
大好評のうちに第1回を終えた
✨🎧「音Line_DistANCE」🎧✨
リアルイベントへ向けて…
2020.6.26(金)
第2回配信開催決定!💃🕺🎷
第2弾ヘッドライナーに
【 圧 倒 的 存 在 感 ‼️ 】
まろん(IOSYS)登場‼️
まだまだ驚愕のクリエイター登場予定!
お楽しみに!#音D pic.twitter.com/GMinoQRLD8
グッズ販売による支援も出来るのでぜひ次回開催、そしてリアルイベント開催へ向けて支援出来る人は支援していこう。
https://akibatstudio.booth.pm/items/2033528
3密を避けるため、リアルイベントが中々開催出来ない中でこういった配信形式によって自宅でもライブが楽しめる。試行錯誤の中で開催していただいて本当にありがとうございます。今回の音LineDistANCE以外にも、MOGRAさんによるMusic Unity2020 やUSAGI ProductionさんのVirtuaREALMIX など、今、Stay homeが叫ばれるなかでも音楽を止めないためにバーチャルアーティストも関わった様々なライブが企画されています。DJから入った人も、Vtuberから入った人もぜひ目を通して、聴いて貰って、音楽からパワーを貰えるといいなと思います。
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REDALiCE @REDALiCE
tempura @tempura_0511
YACA IN DA HOUCE @c_yaca
パルム @Parm_Jack
紡音れい @tmgnrei