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自然経営研究会主催 自然経営塾 会計編 ②自律分散の3要素を手触り感をもって実行できる、とは?


スタッフが役職関係なく・先輩後輩関係なく、主体性をもっていきいきと活躍する組織が好きです。

そんな組織を世間では「自立分散型」と言ったりしています。
自立分散型に移行したいな〜と思っている方には、2つの選択肢があると思っています。それは…

①.経営者の圧倒的人間力で自律分散型に移行する
②.自律分散3要素を実行していき組織をデザインする

この2つの選択肢です。

①は日本国内において事例が数社ありますが、なかなかハードル高いです。時間とオカネがめっちゃかかります(10年・数億円規模の投資)そして、再現性が乏しい。ある会社を見学してやり方を徹底的に模倣したとしても、あり方が違うので再現できないのです。
しかし、出来上がってしまえば生命体として力強いレジリエンスを手に入れる事ができます。

②は①に比べて比較的短時間と少ない投資(数年・数百万円規模の投資)で自律分散型に移行できます。もちろん、人間力も高めていく必要はありますが、①ほどでなくても大丈夫。

なので、私は②をオススメしている次第です。②をもう少し細かく見てみましょう。

自律分散3要素とは
・情報の透明性
・力の流動性
・境目の開放性

と定義できます。そして、順番も必ずこの通りに進めます。何よりも情報の透明性が大事、という事です。

ここで言う情報とは、予算・情報・決定権で構成されます。予算とは会計情報すべて、情報とは顧客名簿から始まり社歴や会社を起こそうとした時のエピソードまですべて、決定権は許可を得ずとも物事(プロジェクト)を進めて良いという決定権を現場に委ねるという事。

これらの情報(予算・情報・決定権)をITの力を借りて社内にデータベースとして構築していく。誰でも・いつでも・すべての情報にアクセスできるという事。

無論、ITの力を借りないと絶対ムリです。その情報なら社内の倉庫にで保存してあるよ。これだと誰でも・いつでも・すべての情報にアクセスできる、ではないですよね。

ITツールも誰でも・いつでも・すべての情報にアクセスできるという観点から絞り込むと、slackしか該当するものが無いんですよね…。

LINEは後から追加された人は、以前の投稿が見られないという欠点があります。そして絶望的に検索性が悪い。1 to 1のコミュニケーションでは問題が出ないですが、グループコミュニケーションだとLINEは問題です。

チャットワークはだいぶ良いセンいっていると思いますが、管理者権限が強くて、情報を隠そうとする前提で作られたグループウェアです。そして検索性ももう一声。

なので、slackを使い情報(予算・情報・決定権)が誰でも・いつでも・全てアクセスできる状況を作れれば、自律分散3要素のファーストステップは完了という訳です。


しかし


なかなか厄介というか、誤解を多く生むのは会計情報の透明性です。

「え?あの人こんなに給料もらっているのかよ!」
「え?営業部って営業と称してこんなにゴルフ行ってるのかよ!」

という誤解が生まれる可能性が大いにあります。

その上っ面の情報ではなく、実はあの人…土日の休みに接待ゴルフやってるんだよ。みたいな、その人の背景というか人となりもセットで情報開示されれば良いのですが、会計情報は上っ面だけ一人歩きする危険性があるのです。上っ面の情報だけ一人歩きすると、社内に分断(批判)を生みます。

何も考えずに、情報をフルオープンにすれば良いという訳ではないのです。


では、どのように会計情報をオープンにしていくべきなのか?
これについて事例も交えながら議論を深めていくのが本講座のメインテーマです。

情報をオープンにする事が目的なのではなくて、そこで働く人達が幸せになる事が目的な筈です。

本講座では、抽象(概念・理念・あり方)と具体(実際の現場にどう落とし込むか)を行ったり来たりしながら、自社の実情に合わせて情報という大動脈をデプロイメントしていく。という過去に類を見ない、超実践的講座です。


本講座の申し込みはコチラから

月次決算を行っている会社さんで、そのデータにアクセスできる権限をお持ちの方(中小企業だと社長か経理担当ですかね?)が、参加の条件となっております。

月次決算やっているなら参加できるよ!って認識でOKです笑

是非!ご参加お待ちしております!

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