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会社をオープンなものにしていく動き -決定権-

今日は、会社をオープンなものにしていく最後の鍵、決定権についてお話していきます。

クローズドな会社の決定権についてお話するとイメージしやすいと思うので、クローズドな会社ってこんな状況だよ。という例示をします。
・決定する前に上司とホウレンソウ(報告・連絡・相談)
・部下(現場)は決まった後のルールを知らされるのみ、どうしてそのように決定したのかは知らされない

このような状況です。
とても一般的ですが、もう時代と合っていないという事に気づいてほしい。

今の時代(2021年)は、答えを出すよりも問いを見つける事が難しい時代です。無論、問いは現場にあります。会議室には無い。
よって、現場にいる人達がその場でジャッジして臨機応変に進めていかないとスグに陳腐化してしまう。
上司や先輩の経験が活きる。というシチュエーションは10年前に比して極端に減少したのです。


現場に決定権を与えるためのシステムとして、アドバイスプロセスがあります。アドバイスプロセスとは、意思を表明したものを何より尊重し、その意思をサポートしてあげる意見を募集するという手法です。

例えば、事務所の掃除機が壊れてしまったとして
【クローズドな会社】
・上司に掃除機を買って良いか?お伺いをたてる

【オープンな会社(アドバイスプロセス)】
・事務所の掃除機が壊れたので○○電機で同じダ○ソンの掃除機を買おうと思います。値段は29,800円です。アドバイスある方は明日の10時までにお願いします。

このように、意思ある人に決定権を与えるのがアドバイスプロセスです。
アドバイスプロセス、とても良いです。積極的に採用してほしいと願います。


ちょっと脱線……というか、神秘的な話。
アドバイスプロセス、とても良いのですが、もっと良さそうな潮流を見つけました。それがSource Principleに準拠した会社運営です。

Source(Grobal Source)が描きたい世界を徹底的に議論する。この議論の場にいる人はSpecific Sourceまでで良い。ずっとwhyについて話しを続けると、その事業の境界線が共有できます。
何が事業内で、何が事業外か
その分野を担うのは誰か
まるで、同じ映画を見たかのように世の中に出現させたいモノが分かるようになります。
すると、アドバイスプロセスさえも不要になるのです。これは、人間の命・インスピレーション・協働の新しい価値観になると確信しています。

※Specific Source = Sourceが描くビジョンに共鳴し、居ても立っても居られない状況になり、勝手に作業を進めていくような状況にある人を言う。Sourceと異なり、特定分野(セールス・経理・プロジェクト)において場を創り上げていく人物を言う。


我々の会社、令三社はSource Principleで運営されている会社です。
我々の意思決定や営みについて、順次公開していきますので、ニューパラダイムの会社経営の参考にしていただければと思います。


これは、人類の進歩に貢献する。というビジョンがあるからです。
人類の進歩に貢献したいのだから、情報を公開して動的な集合智を生み出していくのが当たり前。
人類の進歩に貢献したいのだから、全人類の1/50ぐらいしか理解されない日本語で発信するのではなく、スケールされている言語である英語で発信するのが当たり前。

我々からの一方的な発信ではなく、双方向の動きを望みます。それが動的な集合智という意味です。

我々の活動にjoinしてくれる方々を心からウェルカムします。


という訳で、予算・情報・決定権でした。

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