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自律分散型組織・自己組織化のススメ
組織には色々なデザインがあります。
家を建てる時には設計図が存在します。車なども同様ですね。
さて、アナタの企業には設計図がありますか?
俺(社長)の頭の中に入っているから大丈夫だよ!
という答えが非常に多いですが、これだと設計図があるとは言えません。だってそうでしょう?設計図見たいのに、頭の中にしかないのであれば他の人は見る事ができません。
見る事ができない設計図を前に、他の人はどうなりますか?
そう、指示待ち人間になってしまいます。
ウチの会社は指示待ち人間が多いんだよな〜。というボヤキをよく聞きますが、そのような会社こそ設計図が公開されていないという事がよくあります。
まずは設計図をきちんと公開しましょう。
ここで言う設計図とは、組織図だけを表現している訳ではありません。
組織図はその一部です。(個人的には組織図の無い企業が好きですが、これは後述します)
設計図は以下の項目を参考にしてみてください。
・自分たちの存在目的(何を・誰に・どうやって届けるか)
・解決したい社会課題
・自分たちを生き物として捉えた場合の機能の割り振り(例えるなら部門)
・予算設定
・非常事態が起こった際の決定手法
このあたりは最低でも書いておきたいところです。
いちばん重要な事は「自分たちの存在目的」だと思います。
いちばん多岐にわたるのが「自分たちを生き物として捉えた場合の機能の割り振り」だと思います。
機能の割り振りとは、例えば経理であったり、例えば営業であったり。というものです。但し、今一般的に言われている「経理部」「営業部」とは明らかに異なります。
「経理部」「営業部」は、その業務専門で行っていますよね。専業という時代はデザインが世の中と合わなくなってきているな〜と思っています。
経理もやりつつ営業もやりつつ、という活躍の仕方が良いと思います。
最低限の機能として、営業・製造(役務提供含む)・経理が挙げられますが、自社の形態に則してもっと細分化するのもアリだと思います。
このように、事業がスタートする前に自分たちの設計図を公開する。
これにより何が起こるのか?
人間の可能性が解放され、最大限の力が発揮できるようになる
この効果は凄まじいものがあります。
当然ですが、どんな職業でも人が介在しています。その人がもたらすエナジーは重大です。あの人に会いたい。そんな気持ちがさらなるファンを生む事を我々は知っています。
逆の言い方をすると…設計図を公開していない企業は、人の能力を半分制限した状態で経営していると言えます。非常にもったいない。
組織図が無いほうが良い。というのもココに絡むのですが、組織図はある意味ポジションを固定してしまいます。
サッカーで言うと、ディフェンスが点を取る事だってありますよね?フォワードが自陣ゴール前まで戻り決定機を防ぐ事だってある訳です。
組織図は見た瞬間の理解は高まるのですが、副作用が大きいかな〜と思っています。役割は複数人で協働していくのが素敵ですよね。
このように、設計図を公開している企業形態を、自律分散型組織と言ったりしています。
自律分散型組織の中で、特に社会課題の解決に耳を澄ませているような企業を「ティール組織」と言ったりもしています。
企業の中で勝手にプロジェクトが沸き起こったり、企業と企業の垣根を超えて連携を取り始め新たなプロジェクトが起こったり。自己組織化という現象も観測され始めています。
これからの日本は人口減少時代です。
人口が減少すると、一人ひとりの発揮力がとても大事になります。成長を強いるのではなく、今背負っている重りをおろして身軽に動いてみませんか?というのが私からの提案でした。
そのために、設計図はとても大事です。
設計図を書いてみようかな〜と思う人、このツールがとても良いヒントをくれると思います。
手放す経営ラボラトリーさんのテキスト、DXO(ディクソー)です。
ダウンロードも可能ですし、説明が聞きたいという場合はzoomで行っている各種説明会もあります。
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はい、という訳で設計図のお話でした。
人間の可能性を解放する。
素晴らしい未来が見えます。後の日本も幸せでありますように