中長期的な目標を達成するために、短期的なターゲットは大事だよね。そしてそれは、努力や強制ではなく、日々の商いの中で感じるもの
会社経営で重要な事は長期的目標です。
地域のみんなから愛され必要とされる商売をする。
この一言に尽きます。
では、この長期的目標に向かうために重要な事は何でしょう?
・革新的ビジネスモデルだ!
・社内の教育だ!
・立地や商圏など場所だ!
色々な声が聞こえてきそうですが、私ならこれを答えとして提示します。
日々の、1回1会の商いが120%の満足度・幸福度で行われているか?
これですね。
例えば小売業であれば、お客様が欲しがるモノではなく、得たい将来像に寄り添えて提案できたのか?
例えば対人サービス業であれば、自分たちを選んでくれた理由と、同種同業で過去に経験した不快な体験を、きちんと理解・把握した上でサービスを提供できているのか?
会社として、ではなく現場で・チーム単位で、120%の幸せを噛み締めているかどうか?というのはこのような事です。
2019年までの商売は商いではなくビジネスでした。どこか他人事。売り買いされるものはモノ
これではなく、2020年からは商売を商いに戻しませんか?売り買いされるものは人としての個性、属人性
例えばインターネットを利用した商売や、AIをインストールしてDX(デジタル・トランスフォーメーション)を!とか、今流行りのD2Cとか、これらの潮流はすべて人の可能性を解き放つためにあります。
見誤ってはいけない
業務効率化で利益を出すためにDXやD2Cを推進するのではないのだ!
すべては属人性を最大限に発揮するため。人が困っている人を見て何かしてあげたい!という、その優しい気持ちを、ピュアで小さな愛を、この世界に提供しやすくするために行うものなのだ。
誰かがやらなければならない業務だが、誰がやっても結果は同じ
という業務が存在する。例えば財務会計であったり、棚卸しであったり、手書きの業務管理であったり、業務連絡・共有ツールであったり
この分野に大胆にDXをインストールする。結果、業務に従事する時間が減り、より人対人の商いに勤務時間が割けるようになるのだ。これはとても幸せな事だ。
このように、長期的な目標からバックキャスティング的に発想すると、極めて短期的な事項をウォッチしていく事が何よりも重要であると言えるでしょう。
今日お会いしたお客様の本当に欲しいところに寄り添えたのか?感じることはできたのか?
この積み重ねだけが、我々を導いてくれるのだ
そして、これは個人が頑張るものではない。組織デザインに組み込まれている事がなにより重要です。
その組織で働いていたら、勝手にそうなっていた。
というような、組織デザインです。
繰り返しになりますが、個人が頑張れ!ではないのです。努力の差で成功と失敗が決まる世の中は終わりました。これからはもっと、個人の特性を活かした活躍の場を提供する世の中です。
組織内に日々の商いを感じ・振り返る事ができる環境をインストールしてみてください。
朝礼・終礼・日報
ツールは無限大にあります。
あなたの心に灯をともしたい。