たいていの感情は投影であり、感情に振り回されるよりも、投影がなぜ起こっているのかの原因について自己探求したほうが穏やかに生活できるよ
目の前の人や出来事が原因で自分が怒りだすのではなく、自分の中にある怒りというマグマのような感情を目の前の人や出来事に投影しているだけなのだ。
信じられないかもしれないが、これが真実なのです。
出来事が怒りを引き起こしたのではなく、怒りが先にあるのだ。
マグマが溜まっていくように、日々、怒りの感情が蓄積されていく。それを放出する状況を考えないと、怒りを出しても良い状況を見極めないと、社会的に変人扱いされてしまう。
変人扱いされると困る、変な人だと思われたくない、そのような足かせが無意識に、振り上げた拳をぶつける先を探している訳だ。
喜びは少し異なるかもしれないが、怒り・妬み・恨み・後悔・嫌などの感情はほとんどがこのようなメカニズムで引き起こされる。自分の内側を投影しているのである。
まず、投影が起こっている。という現実を受け容れる事からスタートしよう。
怒りの感情が湧いた時
妬みの感情が湧いた時
恨み・後悔・嫌なども同様に
この感情は自分自身が過去に溜めた感情だ。と声に出してみよう。
(その場で声に出すのが躊躇われる場合は1人になれた時でも良いでしょう)
その感情が湧いた瞬間と、口に出した瞬間の、身体感覚の差について注意深く観察してみよう。
もっと怒りが増す?
脱力感?
違和感?
気持ち悪い?落ち着く?
この身体感覚にアプローチしていくのがオススメです。
なぜ、そのような感覚が起こったんだろう?
他にどのような時に同様の感覚を覚えるだろう?
このように迫っていくのです。
よく質問されるのですが
受け容れるとか、自分と繋がるとか、どうすれば良いのですか?
答えは、自分自身の身体に聞きましょう。
です。
現代2022年は、外側に答えが無くなってきた時代であると言えます。アートの時代です。答えは自分の内側にあるのです。
無論、一度の体験では理解できないでしょう。
投影が起こった瞬間に身体感覚に耳を澄ます。これを何度も経験してください。ある日フッと、閾値を超えたごとく、目の前の世界が変わります。世の中がキラキラと輝いていて、一切の苦しみがなくなるのです。
出会う人すべてが素晴らしく、自分を悩ませるような出来事・敵のように困らせる人に遭遇しなくなります。
しかし、多くの人は
自分自身に問題があると思わず(逃避)
自分と波長が合う人を求めてしまいます。
転職を繰り返したり、コミュニティをホッピングしたり……。
新しい物語はいつだって魅力的です。まるで自分をリセットできたような気になりますし。
しかし、その平穏も長くは続きません。あなたの中ではマグマが湧き出してきているのですから。
マグマを放出してガス抜きをするという事は、相手に重荷を背負わせる行為とほぼ同義です。自分は一瞬楽になるかもしれませんが、相手からしたら迷惑です。相手がその分重荷を背負う事になる。
それよりも、マグマが湧き出してこないように、自分自身の内面に迫ってみたほうが良いのではないでしょうか?というのが私からの提案。
自分が世界を創っていたんだ!
と理解できた時の「おかえり」感は、とてつもない快感です。
同時に、自分の背後・上空に、多くの守護がいるような、とても温かな柔らかい気分になれます。
投影がなぜ起こっているのか
身体感覚を通じて自己探求してみてください。