プチプラ白ワインとコンビニのおつまみ 2024年6月
コンビニワインを4種+コンビニやスーパーで買えるおつまみを紹介する。
最近買ったプチプラ白ワイン
自宅の立地に恵まれているおかげでセブン数店舗、ファミマ2店舗、ミニストップ2店舗、ローソン1店舗、ドンキ1店舗、そこそこ大きいスーパー2店舗が徒歩圏内にあり、最近はよくワインのコーナーを見るようになった。
その中で直近で購入したワインを紹介する。
1. エイティーン(ボデガス・アギーレ)/ソーヴィニヨン・ブラン
最寄りのミニストップで見つけたワイン。
ネット上で検索するとイオンのページが引っかかるのでそちらをリンクするが、なんと税込657円という破格のソーヴィニヨン・ブランである。
実際に飲んでみるととろみを感じる口当たりで、酸味は強くない。
私がソーヴィニヨン・ブランに求めるミネラル感はしっかり提供してくれるが、喉にびりっとくる感じは好みが分かれるかも、と思った。
(酔えばどうでも良くなりそうではあるが)
気になる場合は飲み始める数時間前に開栓して振ってから冷蔵しておくのもいいかもしれない。
以前の白ワイン記事で紹介したカープーカーが好みすぎてどうしても比べてしまうが、
辛口のワインがいい、カープーカーでは香りや酸味が強すぎる、もっと料理を選ばない白がほしい、でも価格は抑えたい、という場合は十分に応えてくれるワインだと感じた。
個人的にはカープーカーを脅かさない評価ではあるが、ミネラル感に抵抗のない人には受け入れやすいし、甘さや酸味が強く主張してこないので料理に使ってもいいのではないかと思う。
白なので冷えているのが美味しいが、冷蔵庫から出したてのキリッと冷たい状態よりはグラスに注いで少しずつ常温に近づいてからの方が舌の奥と喉に残るミネラル感が際立って美味しいなと感じた。
2. 酸化防止剤無添加白ワイン/セブンイレブン
250mlを試しに買ってみたが私にとっては甘口すぎた。
個人的にはそのまま飲むよりサングリアにする方がいいように感じる。
3. マルキ・ド・グレーヌ ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー キュヴェ・デュ・ミレネール/ミュスカデ
ぼんやりと「日本人でこれの商品名覚えてる人ひとりもいない説〜〜〜外国語だから普通か〜〜〜」と思ったが、日本酒は「越乃寒梅」とか「八海山」とか「鄙願」とか「獺祭」だし、焼酎も「富乃宝山」とか「吉四六」とか「兼八」なので非常に親切だと思う。
さて、こちらはドンキで見つけ「ミュスカデじゃーん!」と嬉々として購入した。税込1,097円。
正直なことを言うと、全然まずくはないがおいしいとは思わないかな……という印象である。私の好みではない。
1,000円出すならカープーカーを買った方が私の人生は楽しくなるので、これを積極的に買うことはないと思う。
甘口の白とこれだったら甘口よりはこっちかな……くらい。
以前ドンキで購入したミュスカデかガルガネガの白は美味しかったので
ドンキのワインも色々試してみるのが吉。
ちなみにこのワインはスクリューではなくプラスチックコルクなので、抜栓の必要がある。
4. 甲州/山梨県産葡萄
これも近くのミニストップで見つけたワインだが、日本ワインは甘いイメージがあるため通常は積極的に購入しない。
が、360mlボトルが売っていたので試しに買ってみた。
本稿で紹介している4本の中で最も華やかさがあり、バナナのような香りさえする。辛口と甘口の中間くらいの味わいで、後味が変に長引かない。
よく「白ワインみたいな日本酒」「日本酒みたいな白」というのがあるが、これは「日本酒みたいな白だけど、日本酒にしては酸味がある」くらいの印象である。
辛口が好みな人はキリッと冷やして飲むのが良いだろうし、甘口ワインや日本酒感が好みなら少し常温に近付いたくらいで飲むと楽しめそうだ。
甘口ではないもののやはり私の好みからは「甘い」と感じられるので自分のためには積極的に買わないが、甘すぎず辛すぎずという点で「そんなにこだわらないけど白も飲む」という人が多い場へのBYOB候補としてはなかなか優秀な気がする。
おつまみ
自宅最寄りのコンビニがセブンなのでほとんどセブンしか利用しないが、今回はファミマで探してみた。
若干セブン信者みたいになっていたところがあったが、ファミマもかなりいい。
ごま油が香る!ホタテ風味の緑野菜サラダ
これは白を飲む時にマジでおすすめ。
魚介+ごま油だから和食に会う系の白がいいかな。
辛口を好んで飲むので甘口に対してどうかは分からないが、大変よく合う。
刺身の中でホタテが一番好きなのだが、ホタテ風味と謳いながらホタテ自体は量が少ないし、しかしホタテ風味がちゃんと美味しいので、1パックでは足りなかった。2パック買えばよかった。
白のつまみとして個人的にはセブンのカップ惣菜「いかときゅうりの葱塩サラダ」が殿堂入りしているが、それに匹敵する商品だと思う。美味しい。
旨さと辛さ引立つ肉みそピーマン
うめぇ〜〜〜〜〜!!!!
私は幼い頃からピーマンが大好きで、焼き鳥屋さんではししとうを必ず注文するが、たまに居酒屋でうまいピーマンを提供してくれるお店がある。
そういうお店のピーマンだ。
しっかりスパイスの効いた肉味噌と細切りのピーマンがめちゃくちゃ美味しい。シャキシャキのキャベツもいい仕事をしている。
「白に合うか?」と聞かれたら「うーん……酎ハイかハイボール向きかも?」とは思うが、白を飲む際でもシンプルに美味いつまみとして存在できる一品であった。
冷製おろしつゆ唐揚げと茄子
茄子うますぎ。
スピーチレス。
油と茄子の相性は言わずもがな、ひたひたになった唐揚げの油の香りもかなりいい。
これも「酎ハイとハイボール向きかも」カテゴリには入るが、シンプルに美味いのでぜひ候補に入れてほしいと思う。
おまけのおつまみ
コンビニに限らずスーパーなどでも買えるもので白に合うものを挙げていく。
手塩屋/亀田製菓
白には、クラッカーとかじゃなくこれを選んでほしい。
白ワインの味わいにもよるとは思うが、少なくとも私が好む白にはとても合う一品である。
せんべいとしてバリバリ食べるとつまみ感が失せるので、個包装ごとワンパンして一口大に砕いてからつまむのが吉だ。
レモン&ペッパー ソーセージ/ジョンソンヴィル
スーパーでよく見かけるアメリカン・ソーセージの「ジョンソンヴィル」だが、そのうちの「レモン&ペッパー」が白におすすめである。
塩茹でしても焼いてもいいが、ソーセージそのものにしっっっかり味がついているので余計なことはしなくてよい。加熱してそのままかぶりつくのがおすすめだ。
外食でソーセージの盛り合わせを注文した時、焼き鳥を串から外すが如くご丁寧に人数分にカットしてくれる人もいるが、私は焼き鳥もソーセージもそのまま1本かぶりつきたいタイプなので、このソーセージもカットしたりする事なくそのままかぶりついてほしい。
余談:ソムリエナイフ
私の母は今の私が足元にも及ばないくらい「丁寧な暮らし」をする女性であり、グルメで、料理も上手く、酒に対する造詣も深かったが、今思い返すとウイング式のワインオープナーを使っていた。
そして近年では電動式のワインオープナーが普通に使われるようになり、飲食店でも簡単にコルクのワインを開けられるようになったと思う。
一方の私はバーで働いていた経験+若さによる尖りで「ソムリエナイフ以外で抜栓するとかダッサ」と思っていた時期があり、今でも家にあるのはソムリエナイフのみなのでソムリエナイフで開けているが、尖りのなくなった今となっては無理せず文明の利器に頼るのがいいと認識を改めた。
私が10年以上使っているのは1,000円もしない、銘も入っておらずメーカーも忘れたその辺で買ったソムリエナイフであるが、
個人的にはゆるゆるでウッドで使いやすそうなソムリエナイフよりもガッチガチのものが好きなので、ナイフ部分の戻りが強すぎて怪我しそうであるとか、スクリュー部分の戻りが強すぎて怪我しそうであるとかを踏まえてもこれが好きである。
ワイン好きの友人にはDelucのソムリエナイフを贈ったこともあるし、Georg Jensenのソムリエナイフが欲しいな〜〜と何年も欲望を燻らせていたりはするが、結局仕事以外でコルクワインを開ける機会もほとんどなくなったので買い換えるところまで行っていない。
ソムリエナイフのいいところは「場所を取らない」という点で、その点でのみウイング式にも電動式にも一切劣らないが、一度電動式の楽ちんさには勝てないので、迷わず電動式を選んでほしいなと思う。
しかしあの品のないライトニングを採用したことだけは解せぬ。