前から二番目の君
宝塚歌劇団・星組に在籍していた推しが16年の宝塚人生を終え、3月に退団。キングレコードさんから8月にメジャーデビューしました。
ンン゛おめでとう~~~~~~~~~~~~ッッ!!!!!!
ということで記念がてらメジャーデビューミニアルバム(8/21発売)の感想でもしたためようと思います。たまにはまともな文章も書かないとあほになるからね。
まずこの記事で触れる推しについて。(宝塚では一等好きなジェンヌさんを「ご贔屓」と呼びますが、私個人は推し概念が性に合っているので推しとします。別記事で取り上げた雪組の推しとは別の推しです。オシオシ)
七海ひろき(ななみ・ひろき)。
宝塚では男役一筋。私がTwitterでカイチャン……ななみひろき……むりみひろき……とか呻いていたらこの人のこと。ちゃんと漢字変換することはほぼない。
パッコーンと通るクリアな歌声をしていて、譜面の音に誠実に歌う感じ。私がカラオケで何か歌う時に原曲の音をちゃんととりたい派なので「わかる……」と勝手に思っています。ストレートで勝負してくる。「出せる音は難なく出してくる」イメージがあります。楽曲収録にあたってレコーディング環境で歌われたのでパッコーン具合に更に磨きがかかっています。
デビューアルバムのオリジナル楽曲はすべて自身で作詞。歌詞もストレートにブン投げてきます。
M1. Ambition【オリジナル】
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ミュージックビデオが公開されています。すごい!
白スーツに赤い薔薇の花束最高ですね。このMVが公開されてからアクセスするまでかなりためらったし(絶対かっこいいから)、再生するのもめちゃくちゃびびりました(確実にかっこいいから)。MVってお得パックなんですけど歌と映像で頭がアア~~~!!! ってなって困るんですよ。わかる?
七海ひろきが宝塚の舞台で見せてくれたスマートでセクシーな男役の姿を退団後もしばらくはとどめていてほしいというこちらのわがままを「自分がやりたいスタイルはこれまでもこれからも『かっこいい男』だよ。惚れ直した? もっと好きになっていいよ」と両手広げて受け止めてくれた象徴的な一作です。
ほんとについてっていいの?? アディガドウ……
なんとこの曲カラオケで歌えるんですよ。スゲ~~~!! 映像もほしい!
M2. START!! 【オリジナル】
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イントロから紛れもなくかっこいいやつ。START!!
「この先の活動もこれまで・これからのファンの皆と一緒にやっていく」気持ちをグッッと持ってくれていて、何度も「START with me」って歌ってくれるのがめちゃくちゃうれしいんです。ついてこいじゃなくて一緒に行こうなんですよ。デビューアルバムでこれをやってくれるってつまり原点ですからね。自分の方向性を自分の言葉で歌い上げたアルバム。デビューから仕上がってるありがたさよ……!
この曲本当に疾走感があってかっこいいし未来に挑んでいく歌なので創作ダンスとかで使われたりしないかなぁ若い子にバチバチに踊ってほしいなぁと思ったり。なんらかのアニメのオープニングテーマに使っても違和感ないですよ。DJイベントで使えませんかね??
「自分が主役じゃなきゃ楽しくないだろう?」「七つの海を越えて果てない旅に出よう」がもう最高なんだよなぁ~~~! 伏線まみれの人生か!?
あと未来へ向かっていく歌って「過去は振り返らずに」「昨日までの自分捨てて」みたいなのを踏まえてここから先はメチャクチャやっていくぜって強気なノリになるかと思うんですが、この曲では「過去を抱きしめ」てくれるんですね。いいこともわるいこともあったかもしれないけどそれを抱きしめるんですよ。あ、七海ひろきの身から出た言葉なんだなっていうのをここで感じるわけです。その過去がどんなものか、こちらはその一端には触れている。過去のあらゆることに対してラブやリスペクトがあり、それを胸にとどめて未来への推進力にしていくんですよ。はーーー好き……。
8/25に大阪で開催されたワンマンライブでは最初の一曲がこれだったのでウッビャアアーーーーーでしたよ。ブチ上がらずにはいられない!!
M3. 片思いの君へ【オリジナル】
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6月にWEBラジオ(週1回放送・全4回)のパーソナリティーをされている時のコーナーで「七海ひろきに言ってほしい台詞を募集する」という天才の発想のやつがありまして。毎回すさまじいシチュの台詞をすさまじいクオリティで読み上げてくれて天国だったんですが。この歌を聴いたら「本人の心からの愛の歌詞が最強なのは当たり前だな」とフフッとなりました。
さっき一曲目でキメキメでイケてる俺の歌を歌われてた方ですよね??
ふんわりした空気にやさしい声を乗せるピュアピュアな一曲。繰り返し聴いてると「もしかして……泣きそうになってる?」などと心配になります。終盤のあたり夕暮れみたいだよね。
七海ひろきの声はソロでパコーンと伸びるのもいいけどコーラスと重なってもめちゃくちゃいいんですよね。蛍光ペンの色が重なるように線を引いたらきれいみたいなアレ。好きな歌手の声を蛍光ペンに例えがちな人間です。(例:CHEMISTRY)
「君の輝いてるその笑顔はいつだって僕にじゃないけど」って歌詞を七海ひろきが歌うんですか!? という困惑。なんて贅沢な世界だよ……。七海ひろきが一番に選ばれない世界……それでも想ってくれる世界……箱庭とかにして閉じ込めてたまに空気吸いたくなるな。
CD聴けばいいんですけどね!
M4. GALAXY【オリジナル】
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ポエトリー・リーディングという「詩を朗読する」スタイルの一曲。星空を思わせるようなギターの音色をバックに、宝塚人生を追いかけてきたファンにグサグサくる言葉の連続。こっちが「そうだね……そうだね……!!」ってそれぞれの記憶を補完してオイオイいってしまうやつ。そこから後半の展開がもうンワァ~~~~一生一緒にいてくれや!!! と顔を覆うアレで、つまりしみじみ→幸せでシメてくれるやさしい作品なんです。歌声ではなく語りかける言葉として「僕」の一人称を使われると胸にくる。いつかシチュエーションCDみたいなのやってくれないかなと思ってた矢先にこんな形でお出しされるとはよ……!! この詩の文脈、宝塚での日々があったからこそなんですよね。感謝。
M5. ありがとう【オリジナル】
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ハピハピエンジン全開で春色スクーターを走らせるような顔面ゆるゆるソングです。青空! 街路樹! パステルカラーときらきらスパンコールでできてる。アルバムの中では一番弟ボイスしてると思います。弟ボイスって何。
これまで一瞬でも七海ひろきに好きという気持ちを抱いたならそれに100億倍返ししてくれるんだよなぁ……。たくさんのファンに向けて「みんな~!」って手を振って、そしてこういう歌詞の中では「君と僕」にぎゅっと凝縮してくれるのがほんとに好きです。積極的に手をつなごうとしてくれるというか。
あとこれは豆知識なんですが七海ひろきはファンにめちゃくちゃ「大好き!」「愛してるよ!」って言ってくれるし言わせてくれるんですよ。
いいでしょ。
M6. WHITE BREATH 【カバー】
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西川兄貴のあの曲です!! 凍えそうな季節に君は愛をうんぬんかんぬん!
イントロで覚悟を決めておかないと冒頭からすぐ死んでしまいます。アチアチの歌詞を七海ひろきのまっすぐな声がすくい上げるとこんなことになっちゃうのかよ~!! ウカツな僕のせつなさを中に出させて!!!
WHITE BREATHを七海ひろきが歌ってみただけではない、七海ひろきの世界にWHITE BREATHがディップされると仕上がりが全然違うんですよ。貫いてくる歌声の端々にワイルドとセクシーがにじんでるんですよ。七海ひろきは長音の終わりをスッと溶かしてくれるので……。原曲の雰囲気を汲んで自分の歌い方にも反映させてくれるの、こちらからしたら新しい七海ひろきが吸えるのですっごく助かります。お世話になっております。
個人的に「わがままも」の「まま」や「愛が誰かを呼ぶの?」の「の?」がすごく好きです。聴けばわかる。わかってくれ~~!
M7. バンザイ~好きでよかった~【カバー】
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イエ゛~~~~~~~~↑↑↑↑君を好きでよかった!!!!!!!
死ぬ!!!!! HAPPY!!!!!!!(歌詞とは一部異なります)
「そばにおいでよ」の「で」で裏返る声が好きすぎる。それだよそれそれェ! 「推しの声で『スケベ』というワードが聴ける」という貴重な経験をいきなりさせていただいて……本当にありがとうございます……。
イェーイやバンザーイであまりにも声がスパコーンと伸びるので伸びていく方向を見上げちゃう。どこまでいくのーッ!!
この歌は特にずーっと口角上がった表情で歌ってるんだろうなぁと想像してしまう。笑顔が伝わってくる。清涼飲料水の声がサラサラーッと入ってくるよ~~!
以上です。気が向いたらちまちま書き足してます。
七海ひろきは「推せる」っていうか「推したい」っていうか、「推さずにはいられん!!!」って気持ちにさせてくれるスゲ~存在です。ワンマンライブ【GALAXY】に参加して、センターブロック前から二番目というヤバヤバ席から見上げてその姿を焼きつけてから一層そう思ってます。グッズめちゃ買いました。9月にも東京でライブをやるのですが「一か月も会えないのはさみしいけどお互い我慢しよう!」と言ってくれる……。ハァ~~~……。
このアルバムに興味がある方、お会いできたらiPodから聴かせます。
今後も元気に応援していくのでよろしくお願いします。ラブ!!!!!!
おまけ動画
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七海ひろきオフィシャルサイト
https://hiroki773.com/
公式Twitter
https://twitter.com/hirokinanami773
デビューミニアルバム配信
https://hiroki773.com/news/?id=0023
キングレコード通販ページ
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=45778