青森次世代スターインタビュー⭐️ ”イギリス留学で出会った菜食主義”佐藤真結
ベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリー、、、、食の多様性が注目される中、イギリスで体験した菜食主義について、青森出身のイラストレイターとしても活躍中の佐藤真結ちゃんにインタビューしました!彼女のイギリス留学経験、彼女のおすすめ青森など聞いてみました!
さて、青森にはどんな逸材がいるのでしょうか〜!
プロフィール:佐藤真結
青森県立青森南高校外国語科卒業。東京の大学で国際ビジネス専攻、食品マーケティングを研究。大学在学中にイギリスに留学。大学に通いながら音楽イベントのフライヤー、雑誌掲載デザイン制作も行っている。
菜食主義との出会い。
最近よく聞くようになったベジタリアン、ヴィーガンという言葉を聞いてどんなことを思いますか? 焼肉美味しいし、お肉を食べないなんて無理!って思う方が多いはず、、、だけど、実はこの菜食主義って知れば知るほど深いんです。健康上、宗教上の理由で菜食主義になる方などもいますが、現在多いのが、環境問題そして世界の食糧問題の解決のために個人ができるアクションとして、菜食を行っている方も増えてきています。
環境保護のため
畜産業が地球環境への大きな脅威となっているため、肉の消費量を減らすためにベジタリアンになるという人が増えている。畜産業が環境に与える影響は、生産・輸送における大量の二酸化炭素・メタンガスの排出、放牧のための伐採による森林破壊、糞尿の不適正処理による水源汚染などがある。
世界の食糧問題の解決のため
世界では8億2100万人、人口の9人に1人が慢性的な栄養不足状態である。さらに人口増加や肉食の増加、異常気象による農作物の不足によって、いずれ世界的な食糧危機に陥るのではないかという懸念も指摘されている。肉を作るのには大量の穀物と大豆を消費し、広大な土地も必要となるため、肉の消費量・生産量を抑え、これらの土地や資源を農作物の生産にあてた方がより多くの人が飢餓から救われると考えられている。
引用: https://ideasforgood.jp/glossary/vegetarian/
真結ちゃんが菜食主義のタイプなどについての記事を書いているので、ぜひご参考に。
編: 真結ちゃんが菜食主義へ興味を持ったきっかけとはなんだったんでしょうか。
Mayu:大学時代イギリス留学をしたのがきっかけです。
はじめはフードロス問題に興味を持って留学したのですが、生活する中で、ヨーロッパのフードロスが少ない原因は、ベジタリアンが多いからだと考えました。
ベジタリアンやヴィーガンのように食事に制限のある人がたくさんいるので、日本にもあるようなチェーンのカフェでも、メニューのオプションがすごく多くて、自分が食べたいものを的確に選べるので、残す理由が少なくなります。ほとんどのお店でテイクアウトができるのも大きいですが。
また、フードコーディネーターの資格を持っているので、いつか料理教室を開きたいなと思っていたところ、ベジタリアンの友人から、家で食べるご飯が楽しくないから、菜食メニューの料理教室を開いてほしいと言われました。
慣れない場所でそんなことできるのかと不安だったですが、日本の昆布ダシを活かしたら、ベジタリアンの人たちの料理の選択肢がもっと増えるかもしれないと思ったらワクワクしてきて。料理教室のために、菜食主義に関してたくさん調べて、私もお肉を食べない生活をするようになりました。(今は食べていますが、、、)
彼女は食を通じて、菜食主義を強要する訳じゃなく、菜食主義を知って欲しいとのこと。毎日、毎食、プラントベースの食事をするのは、正直難しい。だから、おすすめしたいのは、毎週何曜日はお肉を食べない日!と決めること。あとは、自炊ではお肉を使わないで料理してみること!
彼女がやっているInstagram『菜食兼美』、見ただけで食べたくなる動物性の食材を使っていない彼女が作ったヴィーガン料理を紹介しているので是非レシピのご参考に!
青森にあるヴィーガン対応のお店
以前、完全ヴィーガンの海外の友達に青森を案内する時、ヴィーガン対応のお店が見つからなくて、苦労した経験がありました。青森のお店もメニューにヴィーガンメニューが普通にあるようになってほしい!
まだまだ、都会に比べると少ないが、青森にも何件かビーガン対応のお店があるのでご紹介!
1.青森市にある『vege cafe ちゃまま』Instagram @vegecafe_chamama
2.玄米と野菜中心のご飯 『one.natural』Instagram @one.natural
3. 黒石にあるヴィーガン対応の温泉旅館『旅の宿 斉川』 Instagram @tabinoyado_saikawa
自力で掴んだイギリス留学
編: ところで真結ちゃんはなぜイギリス留学に行こうと思ったんですか?
Mayu:中学生の時から、イギリスの音楽や映画、ファッションが大好きで、いつかイギリスに留学しようとは決めていました。ただ、大学生になって母に相談をしたら、まさかの「留学したいなら自分でお金を貯めて」と言われてしまい、在学中の留学は諦めることになりました。
そんな中、自分の将来について考え始めた時、食べることとお料理がとにかく大好きなので、いつか飲食店をやりたいなと思い、料理の資格を取るために飲食店でアルバイトを始めました。
働く中で、毎日出る食品の廃棄にショックを受けて、いつの間にかフードロス問題に関心を持つようになっていたんです。
調べていくうちに、日本は世界の中でもロスが多いと言われていて、ヨーロッパでは対策が進んでいるということが判明しました。それで、イギリスに興味のある団体を見つけて、やっぱりイギリスに今行きたい!絶対行くべきだ!と思ってしまいました。
アルバイトを3つ掛け持ちしながら、トビタテ留学ジャパンという無償の奨学金制度を利用して、経済的な部分の用意ができたときに、大学を1年間休学してやっと行くことができました。
編: すんごい行動力!やっと行けたイギリス生活はどうでしたか?
Mayu:毎日が夢みたいな時間で、初めて行った場所なのに、帰ってきたという感じがしました。
私は小さい頃から、「かわってる子」と言われることがすごく多くて、それまで居心地の悪い思いをすることが多かったのですが、ロンドンは移民が多く、それぞれ育ってきた環境や文化が違うので、他人と自分が違うことは当たり前です。
そのおかげで他人の目を気にしなくなったのがすごく楽でした。
ロンドンで知り合う人は、好きなものや価値観が似ていることも多いので、親友と呼べる友達も何人かできたし、みんな夢に向かって頑張っているので、住んでいる国が違っても刺激を受けています。
あとは、異国の地ではできないことの方が多いので、小さなことでも新しく何かできるようになったときに自分のことを褒めたり認めたりできるようになりました。
小さい頃から、「かわってる子」「ユニークな子」と言われ、日本が居心地が悪かったという彼女。昔からレトロなものやパンクファッションが好きだったが、青森には同じ趣味の友達がいなかったそうで、不良の子だけが興味をもってくれて仲良くなったと中学の頃のエピソードを教えてくれました。
編: これから、やっていきたいことはありますか?
Mayu:大学卒業後は、外資系の食品メーカーに就職する予定です。
飲食店を開く夢は変わってないのですが、大学で勉強している食品のマーケティングの仕事がしてみたいのと、やっぱり海外で働いてみたいからです。
それから何年後になるかわかりませんが、食事に対する主義や制限がある人も楽しめるような、飲食店をやりたいです。
予算と材料だけ設定してもらって、それぞれのお客さんに合わせた料理を提供するようなお店で、東京でも青森でも、日本でも海外でも、そのとき素敵だなと思った場所でやりたいなと思っています。
19、20歳くらい頃からフリーランスでイラストの仕事もしているので、メニューなどはすべて手作りをして、内装も世界各国で集めた家具や雑貨を置いてこだわりたいです。
編: それは是非いきたい!!!!!
超おしゃれ女子真結ちゃんから見た青森の魅力
編: 最後に真結ちゃんが思う青森の魅力ってなんですか?あとおすすめの場所を教えてください!
Mayu: やっぱり食べ物が美味しいところだと思っています。
食材自体が美味しいのはもちろんですが、飲食店のレベルが高くて、東京にいても、青森に帰ってあそこのお店のあれが食べたい〜!と思うことが多々あります。
ラーメンや海鮮丼が美味しいのは、もう全国的に有名だとは思いますが、個人的に、青森がアツいのは純喫茶店とバーだと思っています。
水が美味しいので、コーヒーやお酒が美味しいのは当たり前かもしれませんが、外装や内装までこだわっているところが多いですし、青森の人はフレンドリーな人が多くて、隣の席の人が話しかけてくれることもよくあるので、とにかく楽しくて。
クラフトビールが飲める場所も増えているので、帰ってくると、ついつい飲み歩いちゃいます。
帰省のたびに絶対に行く場所は、青森県立美術館です。企画展も毎回満足度がすごいのですが、常設展も圧巻です。それから建築が美しくて、館内のショップも充実しています。高校生の頃は年間パスポートを持っていて、落ち込んだ時とか、ひとりでもよく行っていました。
真結ちゃんおすすめ青森の純喫茶
1.喫茶マロン (青森市)
2.珈琲茶館 麦藁帽子 (青森市) Instagram @mugiwaboshi_coffee
3. 喫茶 クレオパトラ (青森市)
真結ちゃんの青森のおすすめカフェ
ライトキック (青森市古川)Instagram @lightkick_official
真結ちゃんの青森のおすすめBar
1.クラフトビールが飲める「Demo Beer」Instagram @demobeeraomori
2. パサージュ広場にある「BAR」Instagram @aomoricocktail
今回は、私たちの高校の後輩でもある真結ちゃんに留学エピソード、菜食主義に興味を持ったきっかけなど話していただきました!これをきっかけに少しでも菜食主義の事に興味をもっていただけたらなあと(お肉今日は買わないでおこう。くらいの)。そしてそして、青森でもどんな食事の主義がある人でも、青森の美味しいごはんをみんなで食べれる未来を私たちA&Uは願ってます!!
文章: Nodoka Saikami Miyu Mikami
Interview to Mayu Sato
Aomori&Youは、青森の魅力を国内外に発信するメディアで、Instagram、Facebook、noteで青森に関する情報を発信しています。「青森は何もない。」なんて地元の人はよく言いますが、いやいやそうでしょうか!と私たちは思います。都会の人たちが羨む田舎生活、自然、美味しい食べ物、難解な方言を操る人たち、、、地元の人たちが青森に誇りを持ち、県外、海外の人たちが訪れてみたい!と思う青森の魅力を1996年生まれの若者の目線から情報を発信します。
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