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久しぶりのリンドグレーン
Guten Morgen!
今日は朝から用事があるので、少し早めにnoteを書き始めている。
キーボードの音に夫が反応したのが聞こえたけれど、気づかなかったふりをして続けることにする。
ドイツの家だったら寝室とリビングまで距離があったので、そんな音は気にしなかったと思うのだけど、なんといってもこの家は狭い。
神経質な夫には、ドイツから大量に持ってきたらしい耳栓で耐えてほしい。
というわけで。
週末に持ってきた本のうちの1冊が、リンドグレーンの本。
リンドグレーンといえば、スウェーデンの児童文学作家。
時代背景としては、20世紀前半くらい?
日本でいうところの戦前というか、それくらいの時代。
それくらい昔の作品だけど、ドイツの本屋さんの児童書コーナーでは普通に見かけたし、1冊くらいドイツ語版を買おうかと思ったけれど結局買わずに日本に戻ってきてしまった。
リンドグレーンの本は大体読んだと思うのだけど、ドイツに引っ越す前から所有していたのが、こちらのシリーズ。
・『やかまし村の子どもたち』
続く2冊も持っている。
今回、実家から移動させる最初の本の1冊に選ばれたのが、このシリーズだった。
せっかく買ったのに、京都に引っ越した時も、ドイツに引っ越した時も、実家に置いてきてしまったので、今回は最初に持ってくることにした。
久しぶりに見ると、かわいい。
アストリッド・リンドグレーンの本には、子どもの時に出会いたかった。
絶対小学校の図書館にあったはずなのに、その頃は気づかなかった。
なぜだろう。
都会のおしゃれな街が舞台のお話より、自分と同じ田舎町で暮らす子どもたちの話のほうがいいなぁなんて思っていて、『赤毛のアン』はすぐに見つけることができたのに、なぜかリンドグレーンの本は見つけられなかった。
私が小学生の頃といえば、リンドグレーンはまだ生きていた頃。
そんな時に出会いたかったなぁ。
リンドグレーンだけでなく、ムーミンのトーベ・ヤンソンも、私が子どもの頃はまだ私と同じ時代を生きている人だったのに、生きている間にその作品を十分に楽しめなかったことに、今も後悔が残っている。
ただ、久しぶりに読んだ『やかまし村の子どもたち』は、翻訳されたのが私が子どもだったころよりさらに昔だったため、ちょっと言葉遣いは耳慣れない感じなのが惜しい。
ムーミンシリーズはたしか、新たに翻訳され直したものが出たと思うのだけど、リンドグレーン作品はどうなるんだろう?
ここ十数年の北欧ブームのおかげで、北欧のものの名前も翻訳しなおしたほうがいいものが色々あると思うのだけど。
昔の児童書でおなじみの「しょうが入りクッキー」は、今なら「ジンジャークッキー」のほうがなじむ。
まぁとにかく、シリーズは3冊続くし、まだ図書館には行けそうにないので、久しぶりのリンドグレーン作品を楽しもうと思う。