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青海 陽
2022年11月18日 22:36
🚙どこまでも入っていける車ジムニーSJ30でたくたんの海岸や様々な地形を走って感じるのは、心強さと安心感でした。未舗装の砂浜や泥の道で、その地形にはまって動けなくなってしまう(スタックしてしまう)ことは一度もありませんでした。これが、この車を売ってくれた店員さんが言っていた、「高速道路は苦手だけど、悪路では粘る」ということなのだと思います。歩く速さと力強さで止まらずに進める感じは、登山靴
2022年11月9日 20:07
🚙あちこちの海に出かけたジムニーに乗って、毎週あちこちの海に出かけました。電車では時間がかかるため行けなかった所に行かれるのは、車ならではでした。日帰りでは、カラッとした空気や空が大好きな外房や、砂浜でキラキラと虹色に光るシロギスが釣れる相模湾の砂浜。釣れる魚が少ない寒い時期には、真鶴半島の岩場からの投げ釣りでカワハギが釣れました。その場で皮を引いて、肝醤油にして食べました。港ではケーソ
2022年11月3日 09:34
当時、インターネットはまだ一般的ではありませんでしたので、車探しといえば雑誌『カーセンサー』(リクルート社)と、後から発行された『Goo』(プロト社)で、いずれもたしか100円だったと思います。格安なのは、おそらく中古車店からの掲載料で採算が取れるのでしょう。この100円の雑誌が相当楽しめるのでした。 巻末には、掲載されている数万台の詳細な索引があります。メーカー名「スズキ」、車種「ジムニー
2022年10月28日 00:16
🔷車は快適だった 車を止めれば、どこでも寝られるのは、とても便利です。夜、雨の中でテントを張る必要がありません。自分のテントで何百泊もしていますので、真っ暗闇の中でテントを張るのはまったく問題ありません。ただ、雨の中でテントを張る作業は、冬は雨がとても冷たくて凍えるのです。テントの中に入ってしまえば、濡れることはないのですが。 普通は、車の中は狭くて不便に感じるのでしょうが、私の比べる基準は
2022年10月12日 20:20
目を開けて見上げるオレンジ色の天幕が明るくなったので、朝が来たのがわかりました。空気が体温で温まるからなのか、風が入らず空気が止まっているせいなのか、テントの中では、真冬でもそれほど寒いとは感じることはありません。冬用の寝袋に入っていれば暖かく過ごせます。テントの屋根と壁は、フライシートを含めて薄いナイロン2枚だけなのですが、外とは壁で隔てられた空間は、守られている感じがして、私は好きです。
2022年10月5日 23:22
🔷週末に電車で出かける楽しみ3月のまだ寒い日でした。土曜の朝、登山用のリュックにテントと寝袋と鍋と釣り道具を詰めて担ぎ、常磐線の鈍行に乗りました。電車の中では、リュックが倒れないように手すりにひもを掛けて留めて、そのあとは一週間の仕事の疲れで、何度も何度も居眠りをしました。座っているので、楽な姿勢ではないはずです。でも、体に遠く響く電車の走る音や揺れは気持ち良くて。車内の静かな人の気配には安心
2022年10月1日 01:46
🔷職場の軽に乗りまくる免許を取ってからはすぐに、用事を作っては、職場の軽バン「スバルサンバー スーパーチャージャー」に乗っていました。ハンドルが重めの車でしたが、教習所の車よりもはるかに車幅が狭く、運転席は高く、ボディの前が短く見切りがいいため、楽な気持ちで乗ることができました。とにかく徹底的に乗りました。というのも、「免許を取ってすぐに乗らないと、運転感覚が体に定着していないから、感覚
2022年9月21日 21:32
🔷教習所に通い始めた――通うのは大変、でも学科は面白い仕事をしながらの教習は体がきつかったです。仕事が終わってから通うため、授業も運転教習も、疲れ切った夜に受けていました。当時、私は体力を使う仕事をしていましたので、夜には全身がぐったりと疲れていました。何とか気持ちを奮い立たせて、自転車で夜の教習所に向かうのでした。「座学は退屈」とよく聞きますが、私にとってはどれも新鮮で面白いものでした。
2022年9月17日 02:41
🔹とにかくジムニー!と思っていたジムニーに乗りたいと思っていましたが、実は私はまだ車の運転免許を持っていませんでした。高校までの同級生は、大学時代に当たり前のように免許を取っていました。大学の推薦入学が決まっていた友人の中には、高校3年の在学中に免許をとる者もいました。先に彼らが大人の仲間入りをして、華やかな別の世界に行ってしまったように感じました。彼らには既に大学生活が保障されていると
2022年9月7日 20:22
働き始めてからお金を貯めて免許を取って、初めて買ったクルマがジムニーSJ-30でした。赤色が色あせて煤けたレンガ色のような朱色になった、ブリキのオモチャみないな彼。まさにポンコツとかガラクタという言葉がぴったりのクルマで、とても気難しいヒトでした。でも、それがよく言われる「乗りこなしている」という支配ではなく、「つき合っている」という心持ちがして、愛着が育まれたクルマでした。ワクワクをくれた彼のこ