下半身のラインが崩れる理由と解決策
足から健康美を作る専門家
青木です。
最近は、リモートでお仕事されてる方も増えていたり、なかなか外出をする機会が減っていたりと、どうしても身体を動かす機会が少なくなっていますよね。
そうなると体型をキープするのが大変なのではないでしょうか?特に座っている時間が長いと下半身のラインは崩れやすくなってしまいます。
ということで、今回のお話は下半身のラインが崩れる理由と解決策についてです。下半身のラインを変えていくために必要なことをお伝えしたいと思います。
なぜ下半身のラインが崩れてしまうのか?
まずは、下半身のラインがどうして崩れてしまうのか?についてです。体型は、普段の立ち方、座り方、歩き方、姿勢、身体の使い方などによって作られています。ここでは、2つの視点からその問題点を見ていきたいと思いいます。
2つの視点
2つの視点とは、具体と抽象の見方のことをいいます。身体をこの2つの視点から見ていくことで、下半身のラインが崩れてしまう根本的な理由がわかり、本質的に改善するべき問題を認識することができます。
1)具体的な視点
具体的な視点としては次のようなものがあります。
動きのクセ
インナーマッスルの弱化
関節のねじれ
自分では気づいていない動きのクセが誰でもあります。たとえば、イスに座るときに膝のお皿が内側に向いてしまうというクセがあるとします。
本来、膝はまっすぐ使いたいのですが、動きのクセにより太ももの外側が張ってしまったり、お尻が外に広がりやすくなってしまい下半身のラインが崩れてしまうのです。
動きのクセと似てるようで違うのが、使う筋肉の偏りです。たとえば、立っている時、本来は、アウターマッスルを使わなくても立てるものです。
ですが、アウターマッスルを使うことが優先されるのがクセになっていて、インナーマッスルが使われずに弱化してしまうのです。これも下半身のラインが崩れてしまう理由の一つです。
動きのクセやインナーマッスルの弱化があるということは、関節のねじれがある可能性が非常に高くなります。長年ねじって使うことでその使い方が定着してしまうので、下半身のラインが崩れやすくなってしまうのです。
これらのことは、一般的にも言われていることですが、これまで何をやっても脚が細くならなかった、ダイエットもなかなかうまくいかない、、という方であればあるほど、これらの具体的な部分を改善していくよりも、抽象的な視点にアプローチしていく必要があります。
2)抽象的な視点
抽象的な視点としては次のようなものがあります。
無意識の緊張がある
気の抜けた身体になっている
身体が繋がっていない
無意識の緊張とは、つまり、自分では気づいていないのだけども、少しだけ筋肉が力んでしまっている状態です。肩こりの原因はほとんどが無意識の緊張です。同じように下半身にも無意識のうちに緊張が入ってしまっていることがラインが崩れてしまう要因の一つです。
無意識の緊張とは逆で、脱力しすぎていたり気が抜けているという身体になっていると体型は崩れやすくなります。本来、自然な身体は危険を感じたときに素早く動けるようになっていると考えています。
自然界に生きる動物は、普段は柔らかくて軽やかに動いていますが、身の危険を察知した瞬間にパッと動くのは想像できるのではないでしょうか。それと同じように僕たちもいつでも動ける身体というのを目指していきたいのです。
身に危険がやってきてもボーッとしているような気が抜けている身体だと、どこかに必ず重力がかかっているので、偏ったバランスになってしまうと考えています。それが体型が崩れてしまう一つの理由になります。
みなさんは、ご自分の背骨を意識したことはあるでしょうか?大人になると手足の筋肉が発達して、身体の中心である背骨よりも腕や脚を優先させて使っている人がほとんどです。
でも、効率良く力を伝えるには、末端である手足を使うよりも、背骨から手足に力を伝えたほうが大きい力が伝わります。僕たちは、中心から末端が繋がっていること、もっと言うとつま先から頭のてっぺんまで繋がっている、
つまり身体が繋がっている状態を目指していきたいわけです。
歩き方を見ていると、うまく繋がってないなというのが見受けられます。腕の振り方がぎこちなかったり、脚に意識が向きすぎていて硬い歩き方になっていたり、意識や感覚が薄い箇所は繋がっていない可能性があります。
下半身痩せの真の解決法
これまで下半身痩せに成功してきた方は、食事や筋トレ、運動を気にすることをやめ、まずは自分の身体と真剣に向き合っていました。
身体と向き合うというのは、
自分のクセを知る
日常でクセに気づく
気づいたら修正する
基本的には、これを繰り返すことなんですね。
つまり、これが下半身痩せの真の解決法になります。
まとめ
少しわかりにくいお話でしたでしょうか。実際、わかりやすくて簡単なものは、やり方、"How To"になるのですが、これは西洋的な発想ですぐに分かったような気にはなります。
しかし、僕たちが目指しているのは、心を含めた身体の変化です。37兆個ある細胞を持つ身体は、一つとして同じものはありません。ですので、そう簡単にわかるようなことではないし、そのやり方だけで変わるものではないと思います。
今回お伝えしたことは、僕自身が武道の稽古で教えてもらった身体の視点であり、稽古を通じて身体と向き合う中で得た自分自身の気づきでもあります。とても大切にしていることです。
お客さんにお伝えするようになってから、劇的に変化する方が増えました。今回の内容を読んで、気づいたこと、これはやってみようと思ったことがあれば、実際に実践してみてくださいね。
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