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脚の機能がUPする上半身の重要性【ファンクショナルムーブメント】Vol.17

脚の機能がUPする上半身の重要性【ファンクショナルムーブメント】Vol.17

今回は、パフォーマンスピラミッド2段目「ファンクショナルムーブメント」の中の、動作の質を上げる、モビリティ関節「胸椎」の重要性についてお話しします。

仕事柄、街ゆく人の姿勢や動作を、いつも観察をしているのですが、9割以上の人は「猫背」「ストレートネック」と呼ばれる "姿勢の現代病" を患っている事に気がつきます。

この2つセットで現れる兄弟の様な物ですが「デスクワーク、勉強、スマホ、ゲーム」に追われる現代人には、余程意識していない限り、この姿勢の不良に陥ってしまいます。
人間の本来の姿勢ではない、猫背やストレートネックは、姿勢を崩すだけではなく、動作の質を低下させ、体のパフォーマンスを大幅に下げる原因となっています。

以前ご紹介したJoint by Joint Theoryをしっかり理解していれば、この問題が、骨盤のポジションを不安定させたり、股関節の可動性を狭める、という事が理解できると思います。

実は、、下半身の機能を高める為には「上半身の姿勢の改善」がキーポイントとなるのです。

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可動域を改善すべき上半身の部位

▶︎ Joint by Joint Theoryと関節の機能

猫背やストレートネックを患うと、体のポジションが大きく崩れます。
その中でも、背骨の "モビリティ関節" である「胸椎」が本来のポジションが崩れることによって、可動域が低下してしまいます。

以前の記事のJoint by Joint Theoryの復習になりますが "モビリティ関節" である「胸椎」の可動性が低下することで「Joint by Joint Theoryの逆転」が生じます。
これにより、隣り合うスタビリティ関節「腰椎」が不安定になるだけでなく、更にその先のモビリティ関節「股関節」の可動域が低下する、という様に、遠方の関節の機能の低下を引き起こしてしまします。

実は「下半身が上手く使えない原因が上半身にある」という事がよくあるのです。

トップアスリートに姿勢が悪い人がいない様に、良い動作は良い姿勢からしか生まれません。

「日本人の9割はストレートネック」と言われていますが、この現代病を治す事が、体の機能を大きく改善するキーポイントになるのです。


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